以前、「DTMをはじめよう!」という記事を書き、多くの反響をいただきました。その記事では、本当に初めてDTMをスタートさせる人を目的別に3つに分類してみましたが、その1つが「ボーカルや自分の演奏する楽器を録音してみたい」というもの。この目的を実現するためには、オーディオインターフェイスとDAWが必要になりますが、「最近のほとんどのオーディオインターフェイスには、結構立派なDAWが付属してくるので、オーディオインターフェイスを1つ購入すればいい」という話を書きました。
とはいえ、具体的にどんな製品があり、どのような観点から選べばいいのかというのは、初心者にとってなかなか難しいところだと思います。もちろん、ただ安ければいいわけではないし、有名メーカーならOKというわけでもありません。そこで、ここでは初めてDTMにチャレンジする人のために、どうやって選べばいいか、具体的にどんな製品があるのかを含めて紹介してみたいと思います。
いろいろあるオーディオインターフェイス、その選び方を紹介しましょう
■オーディオインターフェイスって何?
「オーディオインターフェイスなんて言葉を聞いたことも、実物を見たこともない」という方もいるでしょう。これはPCで音=オーディオを入出力するための装置です。「でもPC本体で音も出せるし、録音もできるのでは…」と思う方も多いはず。そう、確かにWindowsPCもMacも、サウンド機能が搭載されているので、録音もできるし、音も出すことは可能ですが、DTM用と考えると問題も多いのです。
まずは音質。「別にそこまでこだわらないよ」という方でも、やはりここは重要なポイント。とくに入力性能は重要であり、PC内蔵の機能ではまともに使うことはできない、もしくは使うのは非常に難しいと考えたほうがいいのです。
たとえばマイクをつなぐことを考えてみてください。確かにオモチャのPCマイクなら接続できますが、ボーカル用のマイクを接続できないし、入力レベルをコントロールすることもできません。ギターを接続するということも考えても同様です。
「そんなの入力端子に合ったアダプタで変換すれば…」と思うかもしれませんが、信号レベルや電気的特性が異なるため、まともに接続できず、無理やり接続しても、本来の音で録音することは困難なのです。
そこで、登場するのがDTM用途として存在するオーディオインターフェイスです。これを使えば、マイクや各種楽器と接続できるし、いい音で聴くこともできます。やはりDTMをする上では必要不可欠であり、まず揃えておくべき機材なのです。
以前はPCとの接続方法がいろいろありましたが、現在はUSB接続が基本となっていいます。
■スペックと選び方のポイント
「でも、どうやって選べばいいの?」、「いくらぐらいするものなの?」……と不安に思う方もいるでしょう。確かに、初めてのモノ選びはなかなか難しいけれど、どんなものがあるのかを調べていくだけ勉強にもなるし、結構楽しいものですよ。また価格的にはピンからキリまであり、安いものだと1万円程度からあります。
「初心者だから一番安いものでいいや」、というのは間違え。探すと「オーディオインターフェイス」と銘打った5,000円程度のものもありますが、マイクや楽器を接続するという用途では使えなかったり、DAWが付属していなかったりしますから要注意です。
さて、ではそのスペックの見方ですが、各製品のカタログやWebページを見ると、いろいろなことが書かれているので、混乱しそうです。もちろん、それぞれ意味のあることではありますが、初心者ユーザーがチェックするべきは以下の3ポイントです。
●入力端子をチェック
ボーカルを録りたい、エレキギターを録りたい、アコースティック楽器をマイクで録りたい……、人によってニーズは異なると思いますが、まずはそこを確認した上で、入力端子にそれが接続できるかを確認しましょう。
左の3つ穴があるのがキャノンジャック、右が標準ジャック
端子形状としては大きく3種類。ギターなどのシールドが接続できる標準ジャック(TSフォン、TRSフォンなどという場合もあります)、マイク接続のための3端子のキャノン(XLRという場合もあります)、そして標準ジャックでもキャノンでも接続可能なコンボジャックのそれぞれ。
キャノンジャックと標準ジャックの2つを兼ね備えたコンボジャックが2つ並んでいる
また、端子が合えばすべてOKではないのが難しいところ。コンデンサマイクと言われる高感度のマイクを接続する場合は、ファンタム電源と呼ばれる+48Vの電気をオーディオインターフェイスから供給する必要があります。これがあるかどうかはチェックしておいたほうがいいですね。「そんなマイク持っていないから…」という人も、そのうち欲しくなることもあるので、とくにアコースティック楽器をマイクで録音することを考えているのなら、ファンタム電源搭載機を選ぶのが無難です。
48VまたはPHANTOMなどと書かれたスイッチをオンにすると入力端子にファンタム電源の供給ができる
もうひとつチェックしたいのが、ギターやベースを直で接続できるのかという点。標準ジャックがあれば、確かに物理的な接続はできますが、エレキギターやベースの場合、一般的なオーディオ機器と電気的特性が異なり、通常の入力だと本来の音で録音できないのです。そこで多くのオーディオインターフェイスにはHi-Zとかハイインピーダンスと呼ばれるモードが搭載されており、これを使うことでギター、ベースと直で接続できるようになるのです。ギタリスト、ベーシストの方は要チェックのポイントです。
Hi-ZまたはINSTRUMENTSなどと書かれたスイッチで入力切替が可能になっているかもチェックポイント
なお、ここでは初心者DTMユーザー向けということで、入力端子の数については、あまり考えませんが、もしバンドメンバーの一発録りに使うのが目的…というようなことであれば、値は張りますが、それ相応の入力端子数を搭載した機材を選ぶようにしましょう。
●オーディオ性能をチェック
オーディオインターフェイスの性能を示す重要なスペックが
・量子化ビット数
・サンプリングレート
の2つです。いきなり難しい言葉で困惑する方もいると思いますが、これだけは覚えてしまいましょう。量子化ビット数は、サンプリングビットなどということもありますが、値として登場してくるのは通常16bitか24bitのいずれか。オーディオインターフェイスと呼ばれるものの多くは24bitとなっているので、そのことだけは確認しておきましょう。難しくなるので詳細は割愛しますが、24bitを選んでおけば間違いありません。
一方サンプリングレートはサンプリング周波数と言うこともあり、どこまで高い音を収録できるのかという性能です。医学的には人間の耳で聞こえる高い音は20kHzが限界といわれており、それを捉えるには倍の40kHz以上のサンプリングレートに対応していればOKなのです。ただ、より細かなニュアンスを捉えるにはより高いサンプリングレートが必要であると言われてもいます。
とはいえ、ここは初心者用。まだそこまで細かいことにこだわらないほうがいいと私は思いますし、安いオーディオインターフェイスで、そこまで顕著な違いは出ないと思うのです。だから個人的には48kHzに対応していればいいのでは、と考えています。ただ、こだわるなら96kHzさらには192kHzに対応した機材を選ぶのもいいと思いますよ。
●付属DAWも重要なポイント
そしてもう一つ重大なポイントがバンドルされているDAWです。DAWの詳細については、ここでは書ききれませんが、DTMでレコーディングやエディット、ミキシング、マスタリング……といった一連の作業をしていくソフトがDAWです。
Cubase AI 7の画面。こんなすごいソフトがオーディオインターフェイスに付属している
そのDAWは通常、単体のソフトとして販売されており、1万円~10万円程度という価格になっているのですが、そのDAWがオーディオインターフェイスに付属しているので、まずはこれを使ってみるべきでしょう。ただ、オマケ扱いであるだけに、マニュアルもないし、セッティング方法なども記載されていません(PDFなどで入っているものもありますが)。その意味では、別途しっかりしたマニュアルの付属したDAWを同時に買うのがいいのでしょうが、ネット上にいろいろな情報もあるので、それを頼りに試してみるのもいいと思います。また知り合いで教えてくれそうな人がいるのなら、その人と同じDAWが入っているオーディオインターフェイスを選ぶというのもいいですね。
SONAR X3 LEの画面。一般的な使い方ならこのソフトがあれば十分過ぎるほど
ちなみに付属DAWを活用できるように書いた本もあります。Cubase AI7やCubase LE7で使える「Cubase 7シリーズ徹底操作ガイド」(リットーミュージック)やSONAR LE用に書いた「BASIC MASTER X1 LE」(BNN新社)がそれ。こんな本と併せて活用するとうのもおすすめですよ!
■初心者用おすすめ5機材
いまオーディオインターフェイスは、国内外、さまざまなメーカーから数多くの製品が出ているので、どれを選べばいいか、見つけ出すのは大変。そこでここでは5つの機材をピックアップしてみました。
いずれも初心者用として使え、性能もしっかりとした機材。もちろんDAWも付属しています。価格的には15,000円前後のものをピックアップしています。確かにより安い10,000円程度のものもありますが、今後、使い続けていくことを考えると、15,000円程度のものが良さそうだったので、参考にしてみてください。
なお、もうワンランク上のものが欲しい、ということであれば「3万円で買えるワンランク上のオーディオインターフェイス選び」という記事もあるので、合わせて参照いただければと思います。
●Steinberg / UR22 付属DAW:Cubase AI 7
Steinbergというブランド名になっていますが、実質的にはYAMAHAの製品です。24bit/192kHzに対応しており、2つのコンボジャックを装備。ファンタム電源供給可能で、右チャンネルのみHi-Z入力に対応させることができます。ずっしりとくる高級感ある堅牢なアルミ・ボディーです。マイク入力1つ+ギター入力1つでもいいなら、さらに安いUR12という機材もあり、お勧めです。
【関連記事】
Steinberg/YAMAHA純正の1万円オーディオIF、UR12は買いなのか!?
大ヒットUSBオーディオIF、UR22の兄貴分、UR242が誕生
【メーカーサイト】
http://japan.steinberg.net/de/products/hardware/ur_series/ur22.html
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ UR22
◎サウンドハウス ⇒ UR22
◎Amazon ⇒ UR12
◎サウンドハウス ⇒ UR12
●Focusrite / Scarlett 2i2 付属DAW:Ableton Live 9 Lite
イギリスの老舗、Focusriteの製品で、24bit/96kHzに対応。フロントに2つのコンボジャックがあり、左右ともにHi-Z対応にすることが可能です。また左右ともにファンタム電源供給が可能となっています。レッドボディーはアルミシャーシでかなり頑丈です。なお、これにコンデンサマイク、ヘッドホン、各種プラグインとCubase LE7をバンドルしたScarlett Studioパック製品もお勧めです。
【関連記事】
コンデンサマイク、モニターヘッドホン、オーディオIF、Cubase、プラグインがセットのFocusrite・DTMパックが25,000円だ
【メーカーサイト】
http://www.h-resolution.com/Focusrite/Scarlett2i2.html
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ Scarlett 2i2
◎サウンドハウス ⇒ Scarlett 2i2
◎Amazon ⇒ Scarlett Studio
◎サウンドハウス ⇒ Scarlett Studio
●Roland / DUO-CAPTURE EX 付属DAW:Ableton Live 9 Lite
定評あるRolandのオーディオインターフェイスの入門モデル。コンボジャックを2つ搭載し、ファンタム電源、Hi-Z入力もサポートしています。INPUT 1のほうはHi-Zにも対応しています。24bit/48kHzというスペックですが、Lightning-USBカメラアダプタを使えばiPadとの接続もできるのも大きな特徴でこの場合は電池駆動します。
【関連記事】
DUO-CAPTURE EXを使ってみた
【メーカーサイト】
http://www.roland.co.jp/products/jp/DUO-CAPTURE_EX/
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ DUO-CAPTURE EX
◎サウンドハウス ⇒ DUO-CAPTURE EX
●TASCAM / US-366 付属DAW:SONAR X3 LE,Ableton Live 9 Lite
最大同時6入力が可能で、24bit/192kHz対応、機材内部にエフェクトも搭載しているなど、今回のラインナップの中ではやや異色というほど高スペックな機材です。アナログ入出力だけでなくデジタル入出力も装備しているので、さまざまな機材との接続も可能。ニコニコ生放送やUSTREAMなどネット放送でも活用できるのもポイント。
【関連記事】
最大6IN/6OUTで、DSPエフェクト搭載のTASCAM US-366を使ってみた
【メーカーサイト】
http://tascam.jp/product/us-366/
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ US-366
◎サウンドハウス ⇒ US-366
●PreSonus / AudioBox iTwo 付属DAW:StudioOne Artist
24bit/96kHz対応で、2つのコンボジャックを搭載。ヘッドホン出力とメイン出力はリアパネルにあります。ファンタム電源があるほか、INPUT 1、2それぞれ独立したHi-Z切り替えスイッチも搭載されているのでマイク、ギター、ラインと何でも接続も可能です。マイク、ラインそれぞれ1系統でよければ、さらにコンパクトで安価なAudioBox iOneもあります。またコンデンサマイクとヘッドホンをセットにしたAudioBox iTwo STUDIOというパック製品も用意されています。
【関連記事】
DAW、オーディオIF、マイク、ヘッドホン全部入りで27,800円、PreSonus AudioBox iTwo STUDIOがスゴイ!
【メーカーサイト】
http://www.mi7.co.jp/products/presonus/audioboxi/
【価格チェック】
◎Amazon ⇒ AudioBox iTwo
◎サウンドハウス ⇒ AudioBox iTwo
◎Amazon ⇒ AudioBox iOne
◎サウンドハウス ⇒ Audio iOne
◎Amazon ⇒ AudioBox iTwo STUDIO
◎サウンドハウス ⇒ AudioBox iTwo STUDIO
※この記事は2013年7月30日に書いた記事を2014年4月24日、2015年5月6日に加筆・修正したものです。
コメント
ニーズを満たした良質な記事です〜。愉しませてもらいました。最近、Traktor DJにハマってます。PCでTraktor Pro2の導入のために4OUTを有するUSBインターフェイスを物色してましたのでTASCAM 366の記事が良かったですっ。
口だけ番長さん
コメントありがとうございます。記事でOUTの話題にはあえてまったく触れなかったのですが…、確かにその用途ならUS-366、よさそうですね!
大学生放送部です。ALLEN&HEATH/ ZED-420を部活で使っており、今回は宅録にも手を出そうと考えていて、オーディオインターフェイスの購入を考えています。マイクがSHURE SM58、 AUDIO-TECHNICA AT2035で、ノートPCがLIFEBOOK AH56/Hという環境です。主にラジオ、台詞読み、ラジオドラマの作成が用途です。AudioBox 22VSL、KOMPLETE AUDIO 6、MicroBookIIが候補と考えているときにこの記事を拝見し、どれを選べばいいのか、わからなくなってしまいました。DAWも所持していません。部活ではSONAR X1PROを使用していますが、別途で購入予定です。アドバイスよろしくお願いします。
エリックさん
こんにちは。この記事は、オーディオインターフェイスというものの存在も知らない人のため、しかもDTM用途ということに限定した上で、いくつかをピックアップしてみたのです。
ですので、そこにアップされた3つでもまったく問題ないし、いろいろと比較して納得のいくものを選べばいいと思います。この記事であがた機種にこだわる必要はまったくありませんよ。あとは値段との折り合いだと思います。
ちなみにSONARがあるのであれば、あえて新しいソフトを購入しなくても、それで十分のように思いますよ…。
誤字です。『イギリスの老舗、FOCUSRITの製品で』
できさん、ありがとうございます。
いま修正しました。
藤本
DTM=MIDIという固まった思考の私には、大変有意義な内容でした。
当時はお金にも時間にも余裕がなく、さてそろそろDTMでも始めるか、と思った現在、いったい何から手をつけて良いのか分かっていませんでした。
現在は音楽制作をしたいというよりは、楽器演奏のためのBGMを作りたいという願望に変わってきています。そのようなニーズを満たす記事も書いて頂けますと非常に助かります。
ヨハンさん
コメントありがとうございます。お役に立てたようでよかったです。
ボーカルのカラオケにせよ、楽器演奏のBGMにせよ、基本的には同じだと思いますが
こうしたニーズも多いと思います。今後の記事作りいおいてとりあげてみたいと思います。
なかなかこの価格帯では似たり寄ったりはあるにせよ、メーカーさんの努力でそれぞれに特徴のある製品にしてくれてますね。ありがたいです。
そのなかで出音の音質のみを重視するとしたらどれがおすすめでしょうか。バンド系の打ち込みで使いたいです。よろしくお願いします。
ミシェルさん
なかなか難しい問題ですね…。
その観点からの比較をしていないので、お答えできないです。
ただ、どれかが極めていいとか、悪いとかというのはなかったです。
どれを買っても、ハズレはないし、大当たりもないといったところでしょうか…。
スミマセン、あいまいな答えしかできず…
なるほど、最近のDTMにはこの「オーディオインターフェース」が深く関わっているようですね。
僕はフリーのMIDI音源(サウンドフォントとかs-yxg50など)だけを使ってDTMを楽しんでいるので
あまり必要無いような気もするんですが(笑)
オーディオインターフェース、そしてDAWソフト。この2つはいずれ必要になるんでしょうか?^_^;
(URLはまたyoutubeです、2作目の耳コピになります。良かったら聞いてみてください(^_^))
bluestreamさん
趣味としてのDTMは自分が楽しければいいわけですし、
現状に満足しているのであれば、そのままでも問題ないと思います。
でも、やはり技術は進化しているし、この10年間でのDTMの発展は凄まじいものがあります。
試しに、いまの音がどのくらいなのか、試してみても面白いと思いますよ。
こんにちは
US-366記事内のUS-322はエフェクト無しというのは間違いではありませんか?
US-366との違いは192KHz対応、デジタル入出力の有無、フットスイッチ可の3点だと思います。
http://tascam.jp/product/us-322/#us-366
ヤスさん
ありがとうございます。何か、勘違いして書いていたようです。修正しました。
最近pc_traktor_pro2とiPad_traktor_DJで四つ打ちの音を出して遊びたいと考えている初心者です。
大変勉強になる記事有り難う御座います。
ところで、traktor_audio2位の大きさ(タバコ箱位)でiPadに繋げる簡単なオーディオインターフェイスを探しておりまして 何かお勧めありませんか?(traktor_audio2はiPadに繋げられないため…涙)
全く本格的思考ではなく、ホームパーティーやちょっとした屋外で使いたいと思ってます。
OUT_PUTはヘッドホンとアンプに繋げる位でいいかなと思っているのでジャック2個で充分なのですが…
初心者さん
なかなか小さいオーディオインターフェイスってないのですが、たとえばベリンガーのhttp://ow.ly/oYm1q などはいかがでしょうか? ただし、iPad Camera Connection Kitが必要だったり、場合によっては電源供給型のUSBハブをかませる必要があるなど、面倒になる可能性もありますが…。
大きくなってしまいますが、お勧めは記事にも入れたDUO-Capture EX。これなら乾電池駆動なので、屋外でも安心して使えます。
詳しくないのですが、サンプリングレートについての記述が間違っていませんか?
オーディオインターフェイスのグーグル検索で来られる方も多いと思いますので一応。
一林ヒロさん
コメントありがとうございます。いま読み返してみましたが、とくに間違っていることは書いていないように思いますが、どの辺のことをおっしゃっているのでしょうか?
どこまで高い音を収録できるのかという性能~の節で音の周波数のヘルツとサンプリング回数/sのヘルツは異なるのではないかと思い書き込みましたが、考えたらサンプリング回数の多さは高周波数に対応しているかですね…
知識不足での意見失礼しました(ーー;)
前コメント含め削除して頂いて大丈夫です。
一林ヒロさん
ご理解いただけたようで、よかったです。
でも、サンプリング回数の半分の周波数まで扱えるといわれても、
本当にそうなのか、いまひとつピンと来ないところは確かなのですが、
とりあえず、そのように覚えておくしかないのだろうと思っています。
おそらく同じように思う方もいると思うので、せっかくだから書き込み
残しておきますね。
MIDIキーボード+オーディオインターフェイスに興味があります。
しかも軽くて音源もスピーカーも付いていたら完璧です。
そんな製品があったらいいのに。
と言うのも、楽器やノートPCを友達の家に持っていって演奏したり、練習スタジオに持っていく事もあるので少しでも機材の数を減らしたいからです。
ニーズに合っていたら値段は多少高くてもいいのに。
ゆう太さん
こんにちは。確かにそんな製品あったら、喜ぶ人多そうですね。
でも、いま知る限りはなさそうですね。メーカーに話してみると、そんな製品が登場する可能性もありそうですよね。今度、話題に出してみますね。
少し前の記事の様ですが参考にさせて頂きました。
録音はPfとTpをZoomのH2nの表裏で一発生録り、
DAWはMacbookのGarageband上です。
今、マスタリングに力を入れようと、機材環境を見直している所です。
打込みは一切使わないため、ProtoolsExpとMboxかな、と思っていたら
ProtoolsExpには日本語版が無い様子で少々挫折気味に。。
あつかましい書き込みですが、
生音宅録のMACユーザーに適した環境について、
アドバイス頂けたら幸いです。
少し前の記事の様ですが参考にさせて頂きました。
録音はPfとTpをZoomのH2nの表裏で一発生録り、
DAWはMacbookのGarageband上です。
今、マスタリングに力を入れようと、機材環境を見直している所です。
打込みは一切使わないため、ProtoolsExpとMboxかな、と思っていたら
ProtoolsExpには日本語版が無い様子で少々挫折気味に。。
あつかましい書き込みですが、
生音宅録のMACユーザーに適した環境について、
アドバイス頂けたら幸いです。
真二さん
生録&マスタリングとのことですが、その用途であれば、QUAD-CAPTUREとかUR22/UR44あたりでも十分な気がします。あとはマイク2本でいいのか、4本なのか、もっと必要なのかによって機材選びが変わってくるのと、やはり音は好みがあるので、それは確認してみたほうがいいですね…。
オーディオインターフェイスよりも、マイクやモニタースピーカーのほうが音の違いが出ると思いますので、その辺まで含めて決めていくのがいいと思います。
DTMを始めようとおもっています。知人にはオーディオインターフェイスは必要だと言われますが、ソフト音源のみを使う予定なので本当に必要なのか?と思ってしまいます。(クラブミュージック)唯一、スピーカーとヘッドホンを同時に使うのに便利かなとは思いますが。
inやoutの数は2in2で十分でしょうか?それ以上を買った場合、audio入力以外に具体的に何ができますか?音質はとりあえずこだわりません。
いけさん
音楽制作をしていくのであれば、やはりオーディオインターフェイスは不可欠です。
が、とりあえずフリーウェアだけで低予算(というか、まったくお金をかけずに…)というのが優先であれば、PCのサウンド機能だけでも不可能ではないので、そこからスタートしてもいいと思います。
ただ、実際に始めてみると、音質の問題、レコーディングの問題、そして何よりレイテンシーの問題で、限界が出てくると思います。でも、問題が見えてから製品選びをしたほうが、より自分に何が必要なのかが見えてくると思いますよ。
ちなみに、その用途であれば、とりあえず2IN/2OUTでいいのではないでしょうか?それ以上という点、つい先日書いた「3万円で買えるワンランク上のオーディオインターフェイス選び」でメリットについていろいろ書いているので、ご覧いただければと思います。
http://www.dtmstation.com/archives/51866246.html
Studio oneのフリー版を使ってみて良かったのでPRESONUSのAudioBox 22VSLを検討してます。
Hi-Z切り替えスイッチが無いとの事ですが、使っているギターが普通のストラトとEMGピックアップを積んだギターです。EMGピックアップだとインピーダンスが違ってくるのですが問題ないでしょうか?
ロティさん
こんにちは。そうですよね、以前、MI7に確認して大丈夫ということを聞きました。
で、改めて22VSLのスペックを見てみると、入力インピーダンスが1MΩとなっています。
つまり、ハイインピーダンスの設定なんですね。
「ロー出し、ハイ受け」の原則というのがあるので、オールマイティーに何でも使えそうですね。
初心者の者です。打ち込みで音楽を作るのが目的でオーディオインターフェースとLE版CUBASEは持っています。この他にソフトシンセサイザーかハードシンセサイザーのどちらかを購入しないといけないのでしょうか? そもそもシンセサイザーについてよく理解できないのですが教えて頂けませんでしょうか?
じろうさん
こんにちは。なかなか分かりにくい世界ですよね…。一生懸命、分かりやすく解説しようとは思っているのですが…、すみません。
さて、シンセサイザについてですが、ここでは電子楽器=シンセサイザと理解してくれてOKです。
そもそもボーカルとアコースティック楽器をレコーディングしていくのであれば、シンセサイザは不要ですが、打ち込みで音楽を作っていくとなると、シンセサイザが必要となります。
また本来はシンセサイザとはハードウェアのものだったのですが、現在のDTMにおいてはハードなしにすべてソフトで実現できるようになっており、ソフトシンセを使うのが手軽で安上がりです(もちろん、こだわりをもってハードを使うとういのも一つの手ですが)。
さて、Cubase LEにもHALion Sonic SEというソフトシンセがバンドルされていますから、とりあえずDTMを始める上で、何かを追加購入しなくてはいけないわけではありません。
ということで、理解いただけるでしょうか?
分かりやすい説明ありがとうございます。以前紹介されていたポケット・ミクはハードシンセサイザーの一種として考えてよろしいのでしょうか?
それと私のような目的の初心者におすすめのMIDIキーボードがありましたら、教えてほしいです。重ね重ね申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
じろうさん
はい、ポケット・ミクはハードシンセのひとつと捉えればOKです。
単純に音質や性能面でみれば、ソフトシンセであるVOCALOIDや各種ソフトシンセの音源のほうが上ですから、必ずしもハードが上というわけではないのはお分かりいただけると思います。
キーボード、いろいろな方からも要望が来ているので、近いうちにキチンと記事で展開してみたいと思っています。しばらくお待ちください。
いつも拝見させてもらっています。かなり初歩的なことなのですが、USB経由でパソコンとオーディオインターフェースをつなぎましたが、パソコン上のソフトで打ち込んだ音が鳴りません。どうやって聞けば良いのですか?PHONES端子にヘッドホンをさせば良いのですか? ちなみにオーディオインターフェースについていたCDドライバーは取り込みました。 アドバイスお願いします
とみーさん
こんにちは。付属のDAWを使って音を出そうとされているのだと思いますが、
おそらくDAW側のオーディオ出力設定ができていないのではないでしょうか?
DAWによって設定方法は若干異なりますが、どこかにオーディオ出力の設定画面が
あるはずなので、そこで、接続しているオーディオインターフェイスを設定する必要があります。
多少、試行錯誤がいるかもしれませんが、試してみてください。
ありがとうございます。試してみます。そもそもオーディオインターフェースというのは本体から音が鳴るようになっているのでしょうか? それともphones端子からヘッドホンをつけないと音は聞こえないのでしょうか? 初歩的ですみませんが、教えてください
とみーさん
はい、本体にはスピーカーなどはついていないので、ヘッドホンから出すか、
メイン出力にアンプを接続して、その先のスピーカーから音を鳴らす形になります。
ありがとうございました!
DTM初心者でそもそもインターフェイスって何?という状況だったのですが、このサイトのおかげで少しは理解できました!!ありがとうございます!
DAWのソフトはcu base を別で購入したので、DAWソフトが付属されていない代わりに、なるべくコストパフォーマンスの高いオーディオインターフェイスを探しています。
そこで
TASCAM タスカム USBオーディオインターフェース US-100
というインターフェイスはみつけたのですが、どうでしょうか?
また、ほかにオススメのものがあれば教えてください。
ちなみに、私はギターやマイクの音を取るというよりはMIDIキーボードをつないで打ち込みをしようと考えています。
たくさん条件をつけてしまい、すみません。アドバイスをおねがいします!
YMさん、DTM用途であって、安い価格のものということであれば、やはり、ここに掲載したものをお勧めします。US-100、確かに安いですが、これはASIOドライバが使えないので、レイテンシーが大きく発生するため、MIDIでつなげて鳴らした瞬間に後悔すると思います。
TASCAMでいえば、US-322のほうがやや安いので、その用途には向くかもしれませんね。DAWがなければ安いというわけでもありません。逆にDAWがついているもののほうが、DTM用途で使える音源である、と考えたほうがいいかもしれませんね。
詳しく説明していただき、ありがとうございます。安いものを買って、後で買い直すということになるのも嫌なので、こちらのサイトに紹介してあるものにしようと思います!ありがとうございました!!
us-366のバンドルソフトが CubaseLE6 から SONAR X3 LE と Ableton Live 9 Lite に変わったみたいですよ
pappapaさん
ありがとうございます。修正し忘れていました。。
直しておきます。
とてもわかりやすく説明されていて、とてもいい記事でした。
エレキギターなどの楽器を接続する際エフェクターやギターアンプやなどをはさんだ場合音質は落ちるのですか
また、エフェクターやギターアンプなどのエフェクトはそのまま録音されるのですか
購入前にエフェクトが入っているものとそうでないものどちらを購入しようか迷っています
アドバイスいただきたいです。
じゅんさん、こんにちは。
ギターを録音するための接続はいろいろ考えられます。
手持ちのエフェクターやアンプの音を録りたいのなら、やはり重大通り、アンプから音を出し、それをマイクで拾う形になります。多くのプロの現場でもこうした録り方はされていますが、初心者にとっては、なかなか難しい方法でもあります。というのも、マイク選びやマイクのセッティングなどのほうが、オーディオインターフェイス選びより、よっぽどノウハウとテクニックがいるからです。またこの方法の場合は、エフェクター、アンプでの音がそのまま録音されることになります。
一方、DTMの世界で手軽で便利なのは、オーディオインターフェイスに、直接ギターを接続し、DAWのエフェクトやアンプシミュレータで録音するという方法です。これなら簡単にできるし、ノイズなどの心配もなくなります。この場合は、生音が録音されるので、録音後にプラグインのエフェクトを変更すれば、まったく違う音にすることもできるわけです。
オーディオインターフェイスにエフェクトが搭載されている必要はありません。もちろん、搭載されていても損はありませんが、ギターだけを考えると、オーディオインターフェイス搭載のエフェクトを使うケースはあまりないと思います。
>ヘッドホン端子の音量が不足でまるで使い物にならない
使用用途によりますし、またヘッドホンの能率でも感想は変わります。
また,使い方で解決出来る方法もあります。
個々の製品の品質、また購入した単体の文句をここ述べるのは筋違い。
購入店と代理店に製品を送るのが筋。
冥土さん
ご指摘ありがとうございます。
該当するコメント、確かにここにふさわしいものではないので、いま非表示にしました。
記事の要望です。
オーディオインターフェイス毎のサンプリングレートの切り替え速度の比較をやって頂けないでしょうか?
Sound ForgeをASIOで使用していると、異なるサンプリングレートの波形を交互に再生したときに、再生までに時間が掛かって困っています。
なお、私が確認したところRME Fireface UFX(FW接続)はASIOの切り替えが非常に高速で異なるサンプリングレートの波形を交互に再生しても正しく再生出来ます。
YAMAHA UR22では再生しても音が出ずにカーソルが進み、一度停止してから再生し直すと正しく再生出来ます。
Native Instruments Traktor Audio mk2では再生すると「ぶつ」と音がしてカーソルが進まず、再度再生し直すと正しく再生出来ます。
このような比較記事を書いて頂けると助かります。
宜しくお願い致します。
色々と調べまくって、最終的に、RolandとTASCAMにまで絞りこみました。
今悩んでるのは、ここで紹介されている
TASCAM US-366-SC
と、ニコ生で使用者が多いことで有名な
Roland UA-55
の二つで悩んでます。
用途は、ニコ生と歌ってみたなどの録音です。
音声通話も考えてます。
で、この二つの違いが、
情報量が多かったり初心者には専門用語が分り辛いとかあって、
いまいち整理できないのです。
機能的には、同じようなので、予算で若干安く買えるTASCAMにしようと考えてますが、
レビューなど見てると、エフェクトというかリバーブがかけづらいとか、ステミキしかなく、音声通話をするには……というのがあり、迷ってます。
藤本さん的には、両者なら、どちらがおすすめですか?
ちなみに、マイクはAUDIXのOM3を用意する予定です。
お忙しいとは思いますが、どうぞ宜しくお願いします。
Mさん
観点によって、いろいろ変わってくるので、一般論としてですが…。
QUAD-CAPTUREはすごくシンプルで使いやすいですが、アナログ入力は2つのみ、エフェクトはありません。一方、US-366はものすごく多機能ですが、多機能すぎて、初心者には使いづらいかもしれませんね。一方で、DTMステーションでも何度か書いているYAMAHAのAG-03あたりは歌ってみたなどには使いやすいようにも思います。音質だけでとらえれば、QUAD-CAPTUREが一番いいように思います。一長一短ですね。
お忙しい中、早々のお返事ありがとうございます!
AG-03ですか。記事を探してみてみますね。
シンプルで使いやすい入門機種UA-55、か。
多機能で何でもできる万能機種US-366、か。
と言ったところでしょうか。
調べてる初期の頃に、ミクバージョンがあったので、AG-03は考えたことあります(笑。
使いこなせるかどうか?で、もう一度よく考えてみます。
UA-55だと多少なり予算があがってしまうのが難点ですね……(笑。
ありがとうございます!
藤本さん、初めまして。
先日、音楽ソフトをAcid Music Studio 10に変えまして、
わかりやすい「完全入門ガイド」を読ませていただき、
おかげさまで色々な機能を使えるようになってきました。
以前から音楽ソフトを使用して楽曲制作は行っていたのですが、
歌も歌うようになり、数年前にデモテープを作った時には、
文字通りテープレコーダーで録音していたアナログな私です。
しかし、最近、きちんとマイクを使ってボーカル録音をし、
デモテープを作ろうと思い、色々と調べていたら、
マイクだけではダメだということで、
オーディオインターフェースについても調べてみました。
現在、この記事で紹介されているSteinberg / UR12と、
マイクはSHURE / SM58の購入を検討していますが、
この組み合わせで問題はなさそうでしょうか?
あと、調べていて初めて知ったことなのですが、
モニター用ヘッドホンが必要だということ、
マイクスタンドもあった方がいいということで、
それも併せて購入しようと考えています。
後々購入した方がいいものは、
やはりモニター用スピーカーでしょうか?
調べてみたものの、不安に思い、
藤本さんに質問をさせていただきました。
ご多忙とは存じますが、回答いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
Lilyさん
本購入いただいたようで、ありがとうございます。
確かに初めてだと、いろいろ不安ですよね。
はい、ACIDを使う上で、UR12とSM58という組み合わせで大丈夫ですよ。
またおっしゃる通り、可能であれば、モニターヘッドホン、モニタースピーカーもあるといいですね。
なお、マイクスタンドに関してはあってもいいとは思いますが、SM58の場合はダイナミックマイクであり、手持ちで歌うことも多いので、なくてもいいかもしれませんね。
いずれにせよ、少しずつ揃えていってもいいのではないでしょうか?
とはいえ、マイクを使うにはオーディオインターフェイスが必要だし、オーディオインターフェイスのヘッドホン出力は標準ジャックであり、iPhoneなどで使うミニジャックではないので、手持ちのヘッドホン(イヤホン)だと変換アダプタがないと接続できないかもしれませんが…。
藤本さん、回答くださりありがとうございます。
UR12とSM58の組み合わせで大丈夫だということですので、
まずこの組み合わせと、モニターヘッドホンを購入します。
モニタースピーカーは、制作を続けていく上で、
きっと必要になると思いますので、その時に購入しようと思います。
マイクスタンドはなくてもいいということですので、
手持ちで不便だなと感じたら購入しようと思います。
ヘッドホンに関してですが、ミキシングの際や
ボーカル録音時、PC本体に接続して使用するものだと
思っていたのですが、オーディオインターフェイスに
接続して使用するものなのでしょうか?
お礼の投稿だけをするつもりが、
また分からないことが出てきてしまいましたので、
お時間のある際に回答いただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
Lilyさん
そうですね。実際に使ってみればわかりますが、ACIDでASIOドライバにUR12(正確にはYAMAHA Steinberg USB ASIO)を設定すると、音の入力も出力もともにUR12側となるため、PCのヘッドホン端子からは音が出なくなりますよ。
藤本さん、回答くださりありがとうございます。
そして、わかりやすく説明してくださりありがとうございます。
知らないままだと “あれ、音が出ない?” という状況になっていたと
思うので、大変助かりました。
完全入門ガイドに、設定について詳しく書いてありますね。
機材が届いたら、設定についての項目を読ませていただきます。
ありがとうございました。