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国内最大級の歌モノ楽曲コンテスト「ソニコン」が5月18日まで開催中!

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今年もSONICWIRE CONTEST、略して「ソニコン」がスタートしました。これは、初音ミクの発売元でもあるクリプトン・フューチャー・メディアが運営する、サウンド素材・効果音・BGMやシンセ・ドラム・オーケストラなどのソフトウェア音源を販売しているウェブサイトSONICWIREが主催する楽曲コンテストで、今回で第5回目の開催となっています。昨年に引き続き、テーマは5分以内の歌モノ楽曲。「メロディー」が10点、それ以外の「コード」「展開」「サウンド」「楽曲アイデア」が各5点の30点満点という審査基準のもと、最優秀作品が決定します。

最優秀賞1名にはSONICWIREポイント20万円分が送られ、優秀賞2名にはSONICWIREポイント5万円分、特別賞にはSONICWIREポイント1万円分、そして最終選考まで残れば豪華な副賞の中から1製品がプレゼントされます。また、受賞者作品はコンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.2」への収録されるなど、ほかにも特典が用意されています。審査員は、ClariSのコネクトやLiSAのcrossing fieldの作詞作曲を手掛けた渡辺 翔さんをはじめ、yamazoさん谷 正太さん、といったトッププロが勢揃い。またゲスト審査員は、2022年開催のソニコンで特別賞を受賞し、現在プロの作曲家としても活動するハマダコウキさんが務めています。応募期間は5月18日まで。Synthesizer VやVOCALOIDを使った楽曲もOKとなっていて、この春DTMを始めたり、最近新しく導入した製品を試したり、気軽に誰でも参加できるコンテストとなっているので、このソニコンがどういった内容なのか、紹介していきましょう。

3月18日〜5月18日まで2025年ソニコン開催中!

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第5回目となるソニコン開催中

「音」に関する製品をダウンロード販売する世界最大規模のストアSONICWIRE。そんなSONICWIREのクリエイター応援施策として開催されているソニコンは、今年で5回目の開催となりました。これまでの応募楽曲総数は、

第1回743曲 募集テーマ「5分以内の歌モノ楽曲」
第2回867曲 募集テーマ「3分以内の四つ打ちインスト楽曲」
第3回773曲 募集テーマ「『初音ミク』歌唱の5分以内の楽曲」
第4回1032曲 募集テーマ「5分以内の歌モノ楽曲」

と、かなり盛り上がりのあるコンテストとなっています。

ソニコンの特徴はいろいろなものがあるのですが、1つの特徴として、審査基準がしっかりしているという点が挙げられます。

メロディー 10点
コード 5点
展開 5点
サウンド 5点
楽曲アイデア 5点

メロディーが10点の配分となっているのは、これが歌モノのコンテストだからですね。点数は30点満点となっており、応募楽曲の時間は5分以内という指定がされています。この点数は公開されるものではないのですが、しっかりとした評価軸があるので、一般的なコンテストよりも公平でクリーンなコンテストとなっているわけですね。なお、特設サイトにも書いてありますが、歌声合成ソフトウェアやシンセメロでも参加OK。ただし、シンセメロで参加する場合は少し注意が必要なようで、担当者の方に質問してみたところ、
「シンセメロの場合、ボーカルトラックの品質に影響します。ボーカルトラックの品質は、メロディーの評価に繋がっており、ボーカルトラックの全体的な品質は、メロディーの評価において考慮されます」
とのことで、もしかしたら歌詞や歌声があったほうが有利なのかもしれませんね。

楽曲は、「メロディー」「コード」「展開」「サウンド」「楽曲アイデア」の5項目で審査される

一方で、先日リリースされた「初音ミク NT (Ver.2)」の体験版は無料で39日間使えるので、シンセメロに強いこだわりがなければ、これを利用してボーカルトラックを作り込むというのも手かもしれませんね。

HATSUNE MIKU NT TRIALを使って参加してもOK

また昨年に引き続き、受賞作品を集めたコンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.2」の制作も決定しています。SONICON PowerPush Vol.2のアルバムジャケットを制作したのは、昨年もジャケットイラストを担当した田中 寛崇さん。なかなか、楽曲のテーマが決まらない方は、この画像からアイディアを膨らませるのもいいかもしれませんよ。

受賞作品のコンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.2」のジャケット

楽曲制作前に、応募のガイドラインおよび応募のきまりは確認しておこう

さて、応募方法についても紹介していきましょう。楽曲が完成したら、特設サイトにある応募フォームボタンを押して、「ソニコン SONICWIRE CONTEST 2025 – 歌モノ編 – 」応募フォームを開きます。

応募フォームボタンから参加することができる

ここの必要事項を入力して、手順通りに進めていけば応募は完了。事前エントリーといったものはないので、楽曲が完成したら、ここにアップロード先のURLを記載するところもあったりするので、手続きを行えばOKとなっています。応募する際のフォーマットはMP3。受賞作品は後から高音質(WAVかAIFF)のファイルの提出となっています。

必要事項を入力

なお、応募のガイドラインは以下のようになっています。

・楽曲の長さは5分以内。メロディラインが入っていることを条件とします。(歌声合成ソフトウェア/シンセサイザー等可。)
・楽曲のジャンル:不問
・言語:どの言語でも構いません。
※歌詞は応募フォームにご入力いただきます。シンセメロで制作された楽曲等、歌唱がない場合は「なし」とご記入ください。
・音源フォーマット: MP3に限ります。受賞作品は後から高音質(WAVかAIFF)のファイルをご提出いただきます。
・楽曲はDAWソフト上にて制作されている楽曲に限ります。
・楽曲は、特定の音楽出版社との契約や、メジャーインディーの別を問わないレーベルとの契約、管理団体との信託契約がなく、またはアグリゲーションサービス等から音楽サービスへの配信を行っておらず、権利を自らが有しているオリジナル楽曲に限ります。

ほかにもページには「応募のきまり」という項目もあるので、しっかり目を通した上で参加してくださいね。特に注意するポイントとしては、応募する楽曲がすでに作ってあるもので過去に公開している場合は、応募不可という点。ただし、2024年9月18日~2025年3月18日の間に開催された別コンテストでの未受賞楽曲に限り、コンテスト応募のために動画や楽曲投稿サイト等へ投稿または公開済みであっても、ソニコンに応募することは可能。ニコニコ動画の運営企業ドワンゴが主催する「ボカコレ」の場合、応募の時点でニコニコ動画に楽曲をアップしますが、その場合でもソニコンへの応募は大丈夫ということですね。

ほかにも、過去ソニコンに応募した楽曲は未受賞であればリアレンジすれば応募可能だったり、複数人で楽曲を作るコーライティングで参加する場合の注意点など、記載があるので、詳しくはソニコンのページをご確認ください。

プロの審査員が勢揃い

続いて、審査員についてです。審査員は、渡辺 翔さん、yamazoさん、谷 正太さん、SONICWIREスタッフ。ゲスト審査員はハマダコウキさんとなっています。

渡辺 翔
ROCK やR&B、アイドル向けなどジャンルにとらわれないメロディーセンスは各方面で評価される、アニソン界では誰もが知るヒットクリエイター。sajou no hanaやCYNHNのメインコンポーザーとしても活躍している。

yamazo
専門学校卒業後、女性Vo.の二人組ユニットを結成し活動開始。
2009年解散後に作家活動に専念。
王道Jpopからロック、R&Bなどの楽曲も手がけ幅広くこなし、現在は劇伴のシーンに活動の場をうつしている。

谷 正太
株式会社PleasureCreation 代表取締役
2003年からDAWに触れ、高校在学中からマニピュレーターとして様々なバンド・アーティストをサポート。2011年「太鼓の達人」ナムコオリジナル”蒼の旋律”で作曲家として活動開始。(AILE名義)
作家業と並行して約9年Rock oN Companyに勤め、楽曲制作システムの構築・保守サポートを行う機材コンサルタントとして独立。
現在は”角松敏生” “森俊之” “三宅純” “渡辺翔” などのプロクリエイターを中心に制作環境をサポート。特にトラブルシューティングの分野に関しては各方面から高い評価を得る。
Berklee Onlineにて学んだ作・編曲の技術を生かし、作家目線でのシステム提案・構築だけで無く音楽教育の分野へも活動の幅を広げている。

ハマダコウキ
高校時代からVOCALOIDを使用したオリジナル楽曲を動画投稿サイトにて公開し始め、2018年から3ピースバンドLemontic(レモンチック)のギター・ボーカルとして活動。
作詞作曲、編曲、プロデュースのほか、映像制作なども担当。
キャッチーなメロディラインとキラキラしたサウンド、バンド編成のアレンジを得意とする。
また音楽制作の傍らITベンチャー企業の役員も務めるなど、異色のキャリアを積み上げている。

「SONICWIREブログにて審査員『ハマダコウキ』氏のインタビュー記事が公開中!」
▼記事リンク:
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ハマダコウキさんは、冒頭にも書きましたが、2022年開催のソニコンで特別賞を受賞し、その後「ひろがるスカイ!プリキュア」ED主題歌「ヒロガリズム」の作編曲を担当するなど、プロとして活躍する作曲家。プロを目指している方もソニコンに参加して損はないと思いますよ。

最優秀賞はSONICWIREポイント20万円分。豪華副賞も

ソニコンでは、まず二次選考者に選ばれると、SONICWIREポイント500円分がもらえます。その中から、最終選考者10名〜20名ほどが選ばれ、最優秀賞1名、優秀賞2名、特別賞5名が決まります。最終選考者に選ばれた時点で、審査員によるよかったポイントやおしかったポイントなど楽曲講評コメントを受けることができ、さらに豪華な副賞から1製品をゲットすることができるのです。副賞は以下の通りとなっています。

メーカー 製品 ジャンル
MOTU M2
オーディオインターフェイス
Focusrite Scarlett 2i2
オーディオインターフェイス
Novation Launchkey Mini25 MK4 MIDIキーボード
AKG K712PRO ヘッドホン
AIAIAI TMA-2 Studio Wireless ヘッドホン
ヤマハ YDM707(白) マイク
ヤマハ YDM707(黒) マイク
On-Stage MBS5000
多目的マイクブーム
Avid Pro Tools Artist DAW
Avid Pro Tools Studio DAW
SPECTRASONICS SPECTRASONICS対象製品の内1点 音源
iZotope Catalyst Bundle
エフェクトバンドル
Softube Softube Essential Collection
エフェクトバンドル
Plugin Boutique Scaler 3 ツール
Plugin Boutique Scaler EQ EQ
Excite Audio Bloom Drum Breaks サンプラ
Excite Audio Bloom Synth Atmosphere シンセサイザ
Excite Audio VISION 4X アナライザ
VoosteQ Material Comp コンプレッサ
VoosteQ Model N Channel
チャンネルストリップ
MUSIK HACK MASTER PLAN
マスタリングツール
SONIBLE SMART:ESSENTIALS BUNDLE
エフェクトバンドル
TOONTRACK SUPERIOR DRUMMER 3 ドラム音源
AMPLE SOUND AMPLE GUITAR SC III ギター音源
CRYPTON 初音ミク NT Piapro Studio
CRYPTON ピアプロキャラクターズ・スーパーパック Piapro Studio

オーディオインターフェイスやヘッドホン、マイクやDAW、音源、エフェクトプラグインなどなど、たくさんの副賞が並んでいますね。そして、受賞者は共通で、以下の特典を受け取ることができます。

・コンピレーションアルバム「SONICON PowerPush Vol.2」への収録
・「ソニコン SONICWIRE CONTEST 2025 – 歌モノ編 -」記念SONOCAプレゼント(10枚)
・SONICWIRE公式YouTubeチャンネルにてクロスフェード動画を公開
・SONICWIREにて受賞楽曲紹介記事を公開
・二次選考者特典/最終選考者特典

そして、最優秀賞1名は

・SONICWIREポイント 20万円分
・SONICWIREにてインタビュー記事を公開
・DTM/制作システムの無料相談(2時間)

優秀賞2名は、

・SONICWIREポイント 5万円分

審査員特別賞5名は、

・SONICWIREポイント 1万円分

を受け取ることができるのです。

以上、2025年のSONICWIREが主催する「ソニコン」の概要を紹介しました。音楽制作に必要なツールから、楽曲の制作、そしてリリースするところまで、クリエイターファーストのSONICWIRE。音楽を作り始めたばかりという方も、楽曲を作っているけれど中々発表する機会がなかったという方も、どんな人でも参加することができるソニコンへ、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

【関連情報】
ソニコン特設サイト

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