DTMユーザーであればお馴染みのショップ、Rock oN Company。そのRock oNが展開するWeb上で大人気企画であったBUILD UP YOUR STUDIOが5年ぶりに復活しました。BUILD UP YOUR STUDIOは作曲家やエンジニア、アレンジャー、プレイヤーなどプロのクリエイターのスタジオを取材し、インタビューをするという企画。これまでベッドルームスタジオから、商業スタジオまで数多くの記事が掲載されDTMerの間でも大きく話題になってきたコンテンツでしたが、2020年からはコロナ禍の影響もあって、中断していました。
そのBUILD UP YOUR STUDIOが今年久しぶりに復活し、さっそく2つのスタジオを紹介する記事が掲載され、さらに新たなスタジオ紹介もされていくようです。また、パーソナルスタジオ構築に関するRock oNスタッフによる機材レビューや性能比較記事なども掲載されるとともに、スタジオグレードアップをテーマにした4つのセールも同時展開されています。このセール、Rock oNを運営する株式会社メディア・インテグレーションが創立35周年となったことを記念して、各人気ブランドから協賛商材も多数提供されているのだとか。その中には生産完了品のデッドストックやメーカー再生品などアウトレットなど、普通は売り出されることのないものも含め、総勢500製品以上が順次登場してくるとのこと。そのBUILD UP YOUR STUDIO 2024とはどんなものなのか、その概要を紹介してみましょう。
Rock oNによるスタジオ紹介企画、BUILD UP YOUR STUDIOが5年ぶりに復活した
人気企画だったBULID UP YOUR STUDIO 2024が復活
Rock oNのWebサイトで実施されてきた大人気企画、BUILD UP YOUR STUDIO。2016年にスタートし、2019年まで計20本のインタビューや事例紹介が行われ、プロのクリエイターのスタジオがさまざまな角度から紹介されてきました。
いくつか例を挙げると、作曲家・編曲家の佐藤直紀さんのご自宅のスタジオ、作曲家の菅原一樹さんが代表を務める会社、anre*f(アンレフ)のスタジオ、作曲家の伊藤翼さんとレコーディングエンジニアの渡辺佳志さんのお二人共同のスタジオ、DTMステーションEngineeringでもお馴染みのレコーディングエンジニア、飛澤正人さんのスタジオ……などなど、誰もが憧れる自分のスタジオを持つクリエイターにインタビューを行ったものが紹介されてきました。
これらBUILD UP YOUR STUDIOのバックナンバーは以下の画像リンク
から読むことが可能になっています。その人気企画のBUILD UP YOUR STUDIOがコロナ禍を経て5年ぶりに復活。先日、
のお二人のプライベートスタジオの紹介インタビュー記事が掲載されたのです。Shotaroさんは、先日AV Watchの連載「藤本健のDigital Audio Laboratory」でも取り上げたところですが、個人でDloby Atmosのイマーシブサウンドを制作するなど、自宅スタジオをフル活用しています。
一方の小木岳司さんは数多くのJ-POP作品を提供する作曲家でありながら、ギタリストだけにギターレコーディング用の機材にはかなりこだわっているのがユニークなところ。普段はAbleton Live 12を使っているそうですが、どんな機材セッティングでレコーディングしているのかなど、この記事からチェックしてみると面白そうです。
さらに、この後も別のスタジオ紹介が登場してくるようです。
Rock oNスタッフによるマニアックな製品レビューや比較記事も
BUILD UP YOUR STUDIOの特集では、クリエイターのスタジオ紹介に加え、Rock oNのスペシャリストによるレビュー記事も面白いところです。
現在、Rock oNスタッフであるPD安田さんによる「自宅スタジオ構築はモニター環境改善から!」というテーマを元にした記事が3本UPされています。
まず「モニターキャリブレーション比較」というタイトルでの比較記事ではIK Multimedia ARC STUDIOについてのレビューが行われています。ここではGENELEC GLMシリーズ、NEUMANN Automatic Monitor Alignment、Sonarworksのそれぞれを比較対象としており、各機能、性能をチェックしながら、いい点、悪い点など具体的に紹介されています。
「beyerdynamicヘッドホン 3モデルレビュー!100周年モデルあり」では先日も記事で紹介したDT 770 PRO X Limited EditionをDT700PRO X、DT770 PROと比較しながら、その音の違いなどを細かくチェックしています。
そして「MacBook Pro 14″M3(8GBメモリ)ボカロ曲制作レビュー」では2023年モデルのMacBook ProにProToolsを中心に数々のインストゥルメントをインストール。その上で、実際に各種ソフトシンセを起動するとどの程度のマシンパワーを喰うのか細かくチェックしています。各音源を立ち上げていったとき、どの程度のCPU負荷になるのかなどを記載しているので、いろいろ参考になりそうです。
こうしたRock oNスタッフによる記事も今後さらに続いていくようです。
セール第1弾、モニター環境劇的UP編、4/25まで実施中
そうした記事と合わせて展開されているのが、BUILD UP YOUR STUDIO 2024制作環境アップグレードSALEです。
このセール以下のとおり、第1弾~第4弾まで用意されており、
4月9日に発表された第1弾の第1弾では、「モニター環境劇的UP編」と題して、モニタースピーカーやモニターヘッドホンのセールが展開されています。計143製品が出ており、それぞれ数量限定となっているので売り切れ次第終了で、最終は4月25日までとなっています。
いくつかをピックアップしてみると、たとえばPHONONのスピーカー、MUSIC LIFE ML-2(Sunburst)は世界中で大きな評価を受けてきたPHONONのヘッドホンSMB-02の音をスピーカーで再現すべく完成した製品。通常128,000円(税込)が79,800円(税込)となっています。
またFocalのヘッドホンClear MG Pro 箱ダメージ品というものも出ています。このClear MG Proはは、高いサウンド・
セール第2弾、レコーディング&ミックス 劇的UP編も4/25まで
セール第2弾の「レコーディング&ミックス 劇的UP編」も4月12日からスタートしており、マイクやマイクプリ、アウトボックス、さらにはプラグインソフトウェアなど、計188製品が並んでおり、こちらも最終は4月25日まで。
こちらもいくつか気になる製品をピックアップしてみると、個人的にも気に入って使っているRUPERT NEVE DESIGNSのヘッドホンアンプ、RNHPが通常93,500円(税込)が88,000円(税込)となっています。
また、話題のコンデンサマイク、Austrian AudioのOC818のBlack Studio Setが通常176,000円(税込)が158,000円(税込)となっているほか、安いのに高品質で話題のLEWITTEのコンデンサマイク、LCT240PROは黒いモデルも白いモデルも通常118,800(税込)が9,980円(税込)
など、かなり手軽な価格になっています。
さらに、4月17日からは第3弾となる「サウンド&映像制作 劇的UP編」、4月19日からは「一期一会のUSED編」がスタートします。いずれも4月25日までの限定販売となりますが、どれも早い者勝ちとなっているので、ぜひ早めにチェックしてみてはいかがでしょうか?
※2024.4.17追記 第3弾セール「サウンド&映像制作 劇的UP編」、が公開されました。
※2024.4.19追記 第4弾セール「一期一会のUSED編」、が公開されました
【関連情報】
BUILD UP YOUR STUDIO 2024ページ
Rock oN 35周年記念! BUILD UP YOUR STUDIO 2024 制作環境アップグレードSALE!情報