それはmusikmesseの直前に、SUPERBOOTH16なる新イベントがドイツ・ベルリンで行われるということ。このSUPERBOOTHを一言で表せば「電子音楽とそれにまつわる電子楽器の祭典」。同じドイツのイベントではありますが伝統的なmusikmesseとはちょっと違うもののようですね。3月31日に始まったそのSUPERBOOTH16を皮切りに、Prolight+Sound、Musicmesseと続くドイツでのスパーウィーク。DTM機材の楽器店としても知られているRock oN Companyでは、これらのイベントを立て続けにWebレポートしていくとのこと。そこで、国内でこれら情報を取りまとめているRock oN Companyの恒吉隆治さん、竹本裕司さんに、今年のチェックのポイントなどを伺ってみました。
3月31日~4月2日にドイツ・ベルリンで行われたイベント、SUPERBOOTH16
ホントは私が、こうしたイベントを回っていっぱいレポートできたら一番いいんですけどね。一人で情報発信しているDTMステーションでは、予算も時間もなかなかなく、みなさんと一緒にネットで情報を待っているというのが実情。そうした中、毎年、NAMMやmusikmesseで私が頼りにしている情報源の一つがRock oN Companyのニュースです。実際、イベント時期はここをチェックしている人も多いのではないでしょうか?
恒吉:そもそもmusikmesseがフランクフルトでの開催なのに対し、SUPERBOOTHはベルリンなので、距離もあるし、分化というわけではないと思います。ただ、実際の出展者を見ると、日本でも人気のメジャーブランドの4ms CompanyやAudio Damageなどから、日本ではほとんどお目にかれないベルリンのAQA ElektriXやオランダのGinkosyntheseといったコアなメーカーまでがSUPERBOOTHへシフトしたようではありますね。今回は、 AIRA Rock oN Lab.所長でRock oN SYNTH HEAVEN館長のACID渋谷が、ベルリン~フランクフルトに滞在してどんどんレポートを挙げているところです。
ドイツから日々情報をレポートするのはACID渋谷さん
--毎年、NAMMやmusikmesseでのRock oN Companyのレポートは情報が早いので、楽しみながら見せていただいていますが、普段からさまざまな情報発信をされてますよね。
竹本:このRock oN CompanyのWebサイトは、インターネットの黎明期から情報発信のためにスタートしていて、古くは1998年のNAMMのレポートなんかも残っているんですよ。もちろんイベントレポートだけでなく、さまざまな記事を作ってきたものの、これまでサイトの構造が古かったこともあって、過去記事へのアクセスが非常にしづらかったのです。そこで、先日大幅にシステム構造を見直して、かなりわかりやすいサイトにリニューアルしたんですよ。
恒吉:SUPERBOOTH16は3月31日~4月2日で終了しましたが、続いてProlight+Sound 2016が4月5日~8日、それとダブル形でmusikmesseが4月7日~10日となっており、いずれもACID渋谷がレポートしていく予定です。さらにその1週間後になりますが4月18日~21日には、アメリカの放送機器展であるNAB SHOW 2016も別途レポートしていきますので、ぜひこちらもチェックしていただければと思います。