昨日リリースされたiPhone用の新OS、iOS4を私のiPhone 3GSにインストールしてみました。個人的には、なぜか3Gでの接続ができなくなるなど、トラブルはあったものの、なんとか復旧させて、各アプリが使えるようになりました。
マルチタスク機能やフォルダ機能を備えたiOS4
ここで気になるのは、DTM系のアプリがiOS4上で、問題なく動くのか、ということ。私自身、そんなにいろいろのアプリを持っているわけではないのですが、さっそく試してみました。
結論から言ってしまえば、とりあえず従来のiPhoneOS 3のときと変わらずにどれも動くようです。
まずは鍵盤系のピアノ音源、MiniPianoとFunPiano。まったく従来と同じように使えました。また、先日の記事でユーザーインターフェイスの悪さでダメ出しをしてしまったPropellerheadのReBirthも普通に動きます。演奏をしながら、ホームボタンをダブルクリックして、マルチタスクコントロール画面を出してみましたが、この状態でもReBirthは鳴り続けてくれます。ただ、ここで別のアプリケーションを起動すると、完全に終了してしまうようで、バックグラウンドで演奏できるというソフトというわけではありません。バックグラウンドで動くためには、iOS4用に開発しなおす必要があるそうなので、その意味では、ほかのソフトもすべて同様です。
PropellerheadのReBirth
一方、先日来使っているDAWというか8トラックのMTRソフトであるHarmonicdogのMultiTrack DAW。これも、まったく問題なくレコーディング、再生ができました。このソフト、いろいろな意味でよくできているので、今度また改めて紹介したいと思います。
そのほかにもIK MultimediaのAmpliTube、GrooveMaker、またフリーのエフェクターであるEffector Lite、さらにはCubase用のリモートコントローラであるCubase iC……と一通り、どのソフトも問題なく動かすことができました。
一方、ハードウェアであるLINE6のMIDIインターフェイスであるMIDI Mobilizerは、iOS4で認識されるのか?これに関しても、まったく問題ありません。無償ソフトであるMIDI Memo、コントロールサーフェイスとして使えるMIDI Surfaceともに動作しました。
ここでちょっと期待してみたのが、iOS4へのアップグレードでUSBオーディオインターフェイスを使えるようになっていないか、ということ。そうiPadのようにCammera Connection Kit経由でオーディオインターフェイスを繋がるのでは……という淡い期待です。
が、これはCammera Connection Kitを接続した途端にダメなことが判明。やはりUSBオーディオインターフェイスが使えるのはiPadのみということのようです。