Reason 5およびRecord 1.5がまもなく正式発表に

Windows/Macで使える統合型ソフトシンセとして絶大な人気を誇る、スウェーデンのPropellerhead Software社のReason。最初のバージョンが登場したのは2001年のことで、アナログシンセ感覚でパッチを自在に差し替えられるという斬新な発想のソフトには、多くの人が驚かされました。

その後バージョンアップを繰り返し、現在のバージョンはReason 4。現在でも当初のコンセプトやデザインはそのまま残っています。一方、昨年にはオーディオレコーディングが可能な兄弟ソフトRecordも登場しました。

昨年登場したラックマウント型レコーディングソフト、Record

そのReasonとRecordの新バージョンが、まもなく正式発表されるようなのです。


Propellerhead Softwareはスウェーデン本国サイトの英語ページのほかに、日本語ページも用意されていますが、本国サイトのトップページには「Reason 5 and Record 1.5」というタイトルが表示されたのです。

Reason 5とRecord 1.5の発表カウントダウンがスタート

ちょっともったいつけた発表になっており、新機能を5月24日から28日の間、毎日1アイテムずつ紹介していくとされており、その第1弾として24日に
Dr.OctoRex
という新音源モジュールが発表されました。

Reasonユーザーであれば、この画面を見れば、ピンと来ると思いますが、ループプレイヤーのDr:rexの機能強化版ともいえるものです。Dr:rexとはReCycle!のファイル形式であるREXファイルを読み込んで使う、サンプラー。スライスした波形をMIDIキーに割り当てるとともに、自在にプレイできるシンセサイザです。

新音源のDr.OctoRex

ただDr:rexは1つのREXファイルしか読み込むことができず、ドラム、ベース、パーカッションなどいろいろなファイルを使いたいときは、複数のDr:rexを起動する必要がありました。そこで登場したDr.OctoRexは1つのモジュールで最大8つのREXファイルを読み込むことができ、すべて独立して利用できるというものになっているのです。

すでに、デモビデオがアップロードされており、誰でも見ることができるので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか?

これからさらに4つの大きな新機能が発表されていくようなので、楽しみです。

なお、気になる発売は、「今年の夏の終わり」とされています。国内ではエムアイセブンジャパンが扱う予定で、まだ正式なアナウンスはないものの、5月24以降にReason 4を買った方およびRecordの優待版を買った方などはReason 5へ無償アップグレードが行われるそうです。

また、ReasonやRecordのユーザーであれば、βテスターとしての参加も可能です。Propellerhead Softwareのサイトからサインナップが可能になっているので、興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか?

MASTER OF Record
著者:藤本 健
販売元:ビー・エヌ・エヌ新社
発売日:2010-01-25
おすすめ度:5.0
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