10月8日~10月26日の間、Steinbergがドラム音源のGroove Agentを半額にするというキャンペーンを実施中です。Cubaseユーザーであれば、馴染みのあるドラム音源のGroove Agent SEの上位版であるGrove Agent。これはWindows/Macで使えるVST2、VST3、AU、AAX対応となっているため、Cubaseに限らずほかのどのDAWでも使える高品位なドラム音源として人気があるプラグインです。通常は16,500円(税抜)という設定ですが、今回のキャンペーンにより、これを8,250円という手ごろな価格でゲットできます。さらにGroove Agent2、3、4からのアップデート版や拡張ライブラリーも半額の対象になっているので、この機会に最新バージョンにしたり、ほしかった拡張ライブラリーを入手するのもよさそうです。
Groove Agentは、最新版がGroove Agent 5となっており、エレクトリック系やHip-Hop系はもちろんのこと、アコースティック系、エスニックなどの音色ライブラリを膨大に揃えると同時に、リズムパターンも莫大に収録されています。音作りに関する機能なども充実しているので、ほかのドラム音源にはないサウンドを作り出せる超強力なドラム音源となっています。そんなGroove Agent 5のSteinbergグローバルキャンペーン「Groove Agent Sale」について紹介してみましょう。
10月8日~10月26日まで開催している、Steinbergグローバルキャンペーン「Groove Agent Sale」
以前「Cubaseユーザーはもちろん、他DAWユーザーも持っておくべきドラム音源、Groove Agent 5の威力」という記事で、紹介しているGroove Agent 5。Groove Agent 5の詳細は、ぜひそちらもご覧いただきたいのですが、簡単に紹介すると、Groove Agent 5は4×4のパッドを備えるドラム音源であり、ほかのドラム音源に引けを取らないクオリティなのにも関わらず、比較的安価に手に入ることから、初心者にもおすすめな音源。好みの音色に作り込める機能も搭載しているので、より本格的に自分だけのドラムキットを作っていきたいと思ったときにも、それに対応してくれるポテンシャルを秘めています。
Steinbergの強力なドラム音源、Groove Agent 5
そんなGroove Agent 5のキャンペーン「Groove Agent Sale」ですが、実施期間は10月8日~10月26日。店舗のパッケージ版またはSteinbergのオンラインショップにて、半額の8,250円(税抜)で販売されます。Groove Agent 5 通常版含めた以下の製品が今回のキャンペーン対象になっています。
通常版 |
Groove Agent 5 |
アップグレード版 |
Groove Agent 5 Update from 4 |
Groove Agent 5 Update from 3, 2 |
拡張ライブラリー |
Alternative Essentials – VST Sound Instrument Set |
Beat Essentials – VST Sound Instrument Set |
Blues Essentials – VST Sound Instrument Set |
Colliding Worlds – VST Sound Instrument Set |
Funk Essentials – VST Sound Instrument Set |
Fusion Essentials – VST Sound Instrument Set |
Future Electronica – VST Sound Instrument Set |
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Cubaseを買うと最初から付いてくるGroove Agent 5 SEというエントリー版も存在しますが、Groove Agent 5 通常版との違いは、ビットレートだったり、ドラムキットの収録数、機能制限にあります。Groove Agent 5 SEには、ドラム音色を作りこむためのDecompose機能などのサウンドデザイン系の機能がなかったり、パーカッション系が入ってなかったりします。せっかく普段からGroove Agent 5 SEを使っているのであれば、この機会にGroove Agent 5にすることで、最新版になって追加された機能を十分に使うことができますし、多くのキットを扱えるようになるので、買って損はないと思います。その際、Groove Agent 5 SEからのアップグレード版というものは、特に用意されていないので、普通にGroove Agent 5を入手すればOKです。
Groove Agent 5 | Groove Agent SE 5 | |
The Kit’ アコースティックキット | 24bit & 16bit | 16bit |
Snare: トップ&ボトムマイク | 〇 | |
Rock Kit | 〇 | |
追加 MIDI スタイル | 20 | 0 |
MIDI ファイル | 1000 | 400 |
Percussion Agent | 〇 | |
Decompose | 〇 |
Groove Agent 5になって、新しく追加されたキットにThe Kitというアコースティックドラムキットがあります。これはドイツ・ベルリンのスタジオ「Teldex Studios」で録音したドラムキットで、NeumannのU47 FET、U87、U6などのマイクを使って、SSL9000Jのミキシングコンソール、Fairchild 670やUrei1176などのコンプを通し丁寧に収録しています。
とってもパワフルなドラム音源のThe Kitですが、サンプリング容量は20.77GBとかなり膨大。それだけ丁寧に収録されているわけですが、Groove Agent 5はすべてネットからダウンロードする形でのインストールのため、そこそこ時間が掛かります。Groove Agent 5本体は299.53MBと小さいですが、サンプリングデータやフレーズデータなどを含むコンテンツのほうは31.14GBあります。といっても、最近は回線スピードも速くなっているので、1時間もあれば、インストールは完了しますよ。
The Kitの容量は20.77GB、すべてのコンテンツだと31.14GBある
実際Groove Agent 5を起動し、試しにThe Kitのデータを読み込んでみると、メイン画面にはドラムキットが現れます。The Kitの中にもいろいろなセッティングのドラムキットが用意されており、それぞれによってまったく異なるドラムキットにように鳴ってくれます。パッドをクリックしたり、右側のドラムキットをクリックすると、もう音は出るので、この時点で打ち込みをスタートすることができます。
Groove Agent 5を起動。The Kitを読み込むと、画面にはドラムキットが表示される
1つ1つ自分で打ち込んでいくのも、もちろんOKですが、Groove Agent 5にはリズムパターンも膨大に用意されているので、それらを曲中で使うことも可能です。Groove Agent 5の特徴でもある、スタイルプレイヤーという画面を使うことで、自分のニーズに合うフレーズを作り出すことができます。ここではMAIN、INTRO、ENDING、FILLなど、セクションごとに選ぶと同時に、Complexity=複雑さ、Intensity=力強さ、といったパラメータを動かすことでパターンを大きく変化させていくことができます。
スタイルプレイヤーというフレーズを作り出してくれる機能が搭載している
ドラムフレーズ作りが苦手な人でも、簡単にカッコいいフレーズを鳴らすことができますし、これをDAW側のMIDIトラックへドラッグ&ドロップすれば、普通のMIDIデータとして扱うことができるので、とっても便利です。
ドラッグ&ドロップで普通のMIDIデータとして扱うことができる
また、簡単な音色作りはドラムの画面の下にある、ROOM、OVERHEAD、REVERB、TUNE、ATTACK、HOLD、DECAYといったパラメータで操作できますが、Groove Agent 5にはDecomposeという強力な機能があるのを忘れてはいけません。これは読み込んだ音の音程を持つトーン(Tonal)部分と、音程を持たないノイズ(Noise)部分に分解することができ、それぞれのバランスを調整したり、Tonalの音色のみを調整していく…といったことができます。
Decompose機能を使うことで、より音色を作りこむことができる
Decompose機能を使うと、かなり細かく本格的な自分だけのキットを作成することができます。1つのパッドに最大32のベロシティーレイヤーをつけたり、特性の違う複数のフィルターを選んでかけたり、ピッチやエンベロープを調整することも可能です。また、かなり高度なサンプリング機能も装備されているので、身近な音をサンプリングして加工するといった使い方もできます。
これだけの機能を持つGroove Agent 5にも、拡張ライブラリーが存在し、ジャンルにあったサウンドプリセットやMIDIループ素材のコレクションとなっているので、これを使うことでさらに強力になります。フューチャービート、ジャズ、カントリー、ハウスハウス、テクノビート、ドラムンベース、ダブステップ、ヘビメタ、ファンク、ブルースロック……、あらゆるジャンルのドラム音色とフレーズパターンが用意されているので、自分にピッタリなものがきっと見つかるはずです。
Groove Agent 5には、それぞれのジャンルに特化した拡張ライブラリーが用意されている
冒頭でもお伝えしたように、Groove Agent 5はCubase以外でも使うことができます。WindowsではVST2、VST3、AAX、MacではVST3、AU、AAXのプラグイン環境で動作します。試しにStudio OneでGroove Agent 5を立ち上げてみました。普段Cubaseを使っている人からすると、ちょっと不思議な光景かもしれませんね。
Groove Agent 5は、どんなDAWとも連携して使える
以上、Steinbergグローバルキャンペーン「Groove Agent Sale」を紹介しました。これだけ高機能で、いろいろなDAWで使えるドラム音源が10月8日~10月26日の間は、8,250円で買えるので、持っていて損はないと思います。すでにGroove Agent 5を持っている人も拡張ライブラリーを使えば、そこからインスピレーションを受けたり、表現の幅を広げられるので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
【関連情報】
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