ときどき常軌を逸したようなセール販売を行っているソースネクスト。その価格で本当にビジネスが成り立つのか……と疑問に思うというか心配になることもしばしばです。でも「気づいたときにはそのセールが終わっていた!」なんて後悔している人も少なくないですよね?
これまで波形編集ソフトのデファクトスタンダートであるSOUND FORGE Proが2割引きではなく8割引きで売られていたり、まさに魔法のツールのSpectraLayers Proが同じく8割引きになっているなど、かなりメチャメチャな値付けをすることがありましたから……。そのソースネクストがまた「VEGAS The Chance December」と題して12月31日まで最大91%オフの大セールを展開中です。対象となるのは全30製品とのことなので、どんな状況なのかちょっと覗いてみましょう。
12月31日まで「VEGAS The Chance December」を実施中
今回ソースネクストが「VEGAS The Chance December」としてセールを展開しているのは、ドイツMAGIXのソフトウェア群。MAGIXといってもピンと来ないかたも少なくないと思いますが、同社はマスタリングソフトのSEQUOIA(セコイア)やWindowsの老舗DAWであるSamplitude(サンプリチュード)のメーカー。
でも実はこれまで同社は数々のメーカーを買収している企業であり、大きく注目されたのは2016年5月に、米Sony Creative Softwareのソフトウェア群を買収したこと。具体的にいうと
・ACIDシリーズ(ループベースのDAW)
・SOUND FORGEシリーズ(波形編集ソフト)
・SpectraLayers(スペクトル編集ソフト)
・Movie Studioシリーズ(ビデオ編集ソフト)
などなど。
今回のソースネクストの大バーゲンでは、これら一連の元Sony Creative Softwareのソフト群およびその関連製品、計30点が対象となっています。
一例を見てみると
VEGAS Pro 16 Suite | 89,488円 | ⇒ | 12,800円 | 85%オフ |
ACID Pro 8 | 16,688円 | ⇒ | 6,980円 | 58%オフ |
SOUND FORGE Pro 12 Suite | 67,088円 | ⇒ | 9,980円 | 85%オフ |
SpectraLayers Pro 5 | 44,688円 | ⇒ | 4,980円 | 88%オフ |
VEGAS DVD Architect | 11,198円 | ⇒ | 1,980円 | 82%オフ |
といった感じですから、やはり尋常じゃないですよね。この前、買いそびれた……という方は、今度こそGETしておくといいのではないでしょうか?
代表的製品について簡単に紹介していくと、VEGAS Pro 16は以前「DAW感覚で使える映像制作ソフト、VEGAS Pro 15でミュージックPVを作ってみる。今なら90%オフの3,990円って狂気の沙汰!?」という記事で紹介したソフトの新バージョン。いくつかの製品構成がありますが、もっともシンプルなVEGAS Pro 16 Editは84%オフの6,980円となっています。
DAW感覚で使えるビデオ編集ソフト、VEGAS Pro 16 Edit
基本的なUIは従来のものを踏襲していて、まさにDAW感覚で使えます。そもそも小節単位で時間管理ができるビデオ編集ソフトって、VEGASしかないでしょうし。もちろん、メジャーバージョンアップをしているだけに、いろいろな機能も強化されています。以下のビデオに新機能がいろいろまとまっていますが、映像の自由な切り抜きやモーション・トラッキング、HDRカラーサポート、手振れ補正……などさまざまな面で強化されているようです。
この中で個人的に活用してみようと思て散るのが、360°映像の編集にも対応した点。というのも先日、リコーのTHETAを購入したところであり、そのTHEATAのテンプレートなども用意されているから、結構使えそうなんですよね。
リコーのTHEATA用のテンプレートなども用意されていて、360°映像の編集ができる
なお、VEGAS Proの上位版であるVEGAS Pro 16 Suiteは、上記VEGAS Pro 16 Editを核にオーサリングソフトのVEGAS DVD Architect、映像補正プラグイン集のNewBlue Essentials 5 UltimateそれにSOUND FORGE Audio Studio 12、ACID Pro 7、iZotope Ozone 8 Elementsまでセットにして89,488円が85%オフの12,800円ですからね、メチャメチャです。
そのSOUND FORGEは、Windowsユーザーなら絶対持っておいて損がないソフト。普通の使い方ならエントリー版のSOUND FORGE Audio Studio 12でいいかもしれませんが、価格的にもそんなに差がないので、やっぱりお勧めはSOUND FORGE Pro 12。放送業界、ゲーム業界では定番のツールであり、個人的にはVersion 3のころから20年以上使い続けているツール。音をいじるなら、これが扱いやすいですね。
波形編集ソフトのデファクトスタンダード、SOUND FORGE Pro 12。個人的にはもっとも活用しているソフトのひとつ
そして、ACIDについては、先日「元祖ループシーケンサ型DAWが9年ぶりのバージョン。高機能化し激安になったACID Pro 8を使ってみた」という記事で紹介しましたが、本当に懐かしく感じてしまうくらい久しぶりの登場であり、今年のDTM界のニュースのひとつでした。従来54,000円していたものが16,688円と安くなっていたのも驚きでしたが、今回それがさらに6,980円となっています。
元祖ループシーケンサであり、今はMIDIもオーディオも使えるDAW、ACID Pro 8
いまやループシーケンス機能は、どのDAWにおいても当たり前になった機能ですが、やっぱりACIDのそれは、ダントツに使いやすいんですよね。もちろんReWireで各種ソフトと連携することも可能ですから、ほかのDAWを使っている人でも持っていて損はないですよ。
さらに、やっぱり先日買い逃した方にとって、再びチャンスとして戻ってきたのがSpectraLayersでしょう。「音を写真のようにレタッチ処理できる異次元ソフト、SpectraLayers Pro 5。またソースネクストによって86%引きの激安販売中」という記事で紹介したときは42,677円が5,980円となっていたのですが、現在さらに下がって4,980円。これ以上安くなることはないでしょうから、今がチャンスだと思います。ちなみに、今回の製品群の中で、SpectraLayersのみがWindowsとMacの両対応であり、ほかは基本的にWindowsのみですね。
周波数スペクトラム編集ソフト、SpectraLayers Pro 5
もともと「このソフトが欲しい!」という目的があれば、話は簡単なんですが、悩ましいのは「このソフトもちょっと気になるし、あのソフトもちょっと気になる……」という場合。そんなときはいっそのこと、VEGAS全製品パックというのを買っちゃうのもいいかもしれません。上記に挙げたVEGAS Pro 16 Editはもちろん、ACID Pro 8、SOUND FORGE Pro 12、VEGAS DVD Architectなど、全13製品が入って208,916円のところ、91%オフの17,800円、まさにバナナの叩き売り状態ですから、下手に1つ1つ吟味しているよりも、早いかも、と。
VEGAS全製品パックは全13製品が入っていて、いまなら208,916円が17,800円
いずれにせよ、この割引は12月31日いっぱい。本数限定となっているので、気になったら、すぐに買っちゃうのがいいと思いますよ!
【関連情報】
VEGASシリーズ製品情報
【価格チェック&購入】
◎ソースネクスト ⇒ VEGAS全製品パック
◎ソースネクスト ⇒ VEGAS Pro 16 Suite
◎ソースネクスト ⇒ VEGAS Pro 16 Edit
◎ソースネクスト ⇒ ACID Pro 8
◎ソースネクスト ⇒ SOUND FORGE Pro 12 Suite
◎ソースネクスト ⇒ SOUND FORGE Pro 12
◎ソースネクスト ⇒ SpectraLayers Pro 5
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