NIがDTMスターターキャンペーン実施中。6IN/6OUTのオーディオIF、KOMPLETE AUDIO 6を買うとGuitar Rig Pro、Cubase LE、Traktor LEほか各種音源がてんこ盛りで付いてくる!

すでにご存じの方や、中には早々に買ったよ、という方も少なくないと思いますが、11月30日までの限定でNative InstrumentsDTMスターターキャンペーンという日本国内限定のサービスを展開しています。それは同社のオーディオインターフェイス、KOMPLETE AUDIO 6(店頭価格は19,000~25,800円程度)を購入すると、アンプシミュレーター&マルチエフェクターのGuitar Rig 5 Pro が付属するほか、DAWであるSteinbergのCubase LE 9、DJソフトのTraktor LE 2も付いてきます。

さらにはNative Instruments自慢の音源の数々、具体的にはアップライトピアノのThe Gentleman、Minimoogを再現させたアナログシンセのMonark、ハイブリッドドラムのDrumLab、クリエイティブディレイのReplikaなどが付属してきます。そもそも、付属するGuitar Rig 5 Pro自体が24,800円の製品ですから、これを買うとオーディオインターフェイスがもらえると同時に、数々のソフトも付いてくる……という感じでしょうか?まさに今買わない手はないというお買い得セールなわけですが、実際どんなものなのか紹介してみましょう。


NIのKOMPLETE AUDIO 6を買うとGuitar Rig 5 ProやCubase LE 9が付いてくるキャンペーンを実施中

Native Instrumentsが展開しているDTMスターターキャンペーンはKOPLETE AUDIO 6というオーディオインターフェイスを買うとさまざまなソフトが一緒に手にはいるというものなのですが、表にまとめてみると以下の通りです。

Guitar Rig 5 Pro アンプシミュレーター&マルチエフェクター
Cubase LE 9 SteinbergのDAW
Traktor LE 2 DJソフト
The Gentleman アップライトピアノ音源
Monark アナログシンセ
DrumLab ハイブリッドドラム
Replika クリエイティブディレイ
Kontakt 6 Player サンプラーエンジン
Reaktor6 Player シンセサイザエンジン

これだけを見ても、なかなかそうそうたるラインナップであることが分かると思います。そうWindowsでもMacでもパソコン1つある状態で、このKOMPLETE AUDIO 6を買えば、一通り何でも揃ってしまうといっても過言ではないわけです。

でも、その中枢となるKOMPLETE AUDIO 6とはどんなオーディオインターフェイスなのでしょうか?まずはここから簡単に紹介していきましょう。


コンパクトながら非常に強固なボディーを持つ6IN/6OUTのオーディオインターフェイス、KOMPLETE AUDIO 6

KOMPLETE AUDIO 6はコンパクトながら、アルミボディーでかなり強固でしっかりした筐体に収まったオーディオインターフェイス。最大24bit/96kHzまでのレコーディングおよびプレイバックができるというもので、USBバスパワーで駆動する機材です。そのKOMPLETE AUDIO 6の6はオーディオ入出力が6IN/6OUTであることを示す数字。もう少し具体的にいうとアナログで4IN/4OUT、デジタルで2IN/2OUTの計6IN/6OUTとなっています。


フロントにはマイクプリを備えたコンボジャック入力が2つ

フロントにはマイクでもライン信号でも、ギター/ベースでも入力可能なコンボジャックが2つあり、LINE/INSTというボタンをプッシュした状態にするとHi-Z対応となって、ギターやベースの入力が可能になります。


KOMPLETE AUDIO 6のリアパネル

リアにはバランス対応のアナログ入力が3/4、アナログ出力がメインの1/2と3/4があるほか、S/PDIFコアキシャルの入出力があり、さまざまな機器との接続が可能となっています。さらにMIDIの入出力もあるので、一通り何とでも繋ぐことができるといっても過言ではありません。

MONITORの左下のボタンをオンにするとダイレクトモニタリング状態になる

また便利なのがKOMPLETE AUDIO 6のモニター機能。フロントの右側にはヘッドホンジャックがあり、スイッチの切り替えにより1/2または3/4をモニターできるようになっているほか、その隣にはMONITORというエリアがあります。通常はこのスイッチはオフでいいのですが、オンにすると入力された信号をそのまま出力できるダイレクトモニタリング状態になります。ただギターをINPUT 1に接続して鳴らした場合は左チャンネルからのみ聴こえてくるのですが、MONOスイッチをオンにすると、両チャンネルから鳴らせるようになり、とっても使いやすいんですよね。


単体価格が24,800円というアンプシムレーター&マルチエフェクターのGuitar Rig 5 Pro

そのKOMPLETE AUDIO 6がPCに接続された状態でGuitar Rig 5 Proを起動するとどうなるのか……。これはギタリスト、ベーシストにとって、すべてがそろった完璧な環境が構築されるのです。そうこの中にはFender、Marshall、VOXなどの名機のアンプシムレーターがずらりとそろい、キャビネットも自由に選択が可能となっています。しかも、キャビネットからの音をどんなマイクで録った音にするのか…なんて設定も可能。


数々のアンプ、そしてキャビネットが用意されている

そして、オーバードライブ、ディストーション、ファズの歪み系、コンプレッサー、ノイズ・ゲートなどのダイナミクス系、EQ、ワウワウなどのフィルター類、フェイザー、フランジャー、トレモロなどのモジュレーション、オクターバーやピッチシフト類、ディレイやリバーブ……、思いつくエフェクトは片っ端から何でも入っているので、どんな音作りでも可能そうです。


エフェクタの類も片っ端から用意されている

もっとも、ペダルやフットスイッチは付属していないので、必要あればこれは別途購入する必要がありますが、ギタリストにとっては天国のような環境が構築できるわけですね。

これで一通りのことはできる高性能なDAW、Cubase LE 9も付属している

一方、前述の通りここにはCubase LE 9も付属しています。ここでCubaseの詳細は省きますが、もし使い方が分からないという人がいたら「Cubase 9徹底操作ガイド」という、まさにこのソフトのための解説書を書いていますので、よかったら利用してみてください。なお、先ほどのGuitar Rig 5 Proはスタンドアロンのソフトとして使えるだけでなく、VST、AU、AAXのプラグインとしても動作するので、このCubase LE 9のエフェクトとして使っていくことも可能です。


もちろんCubase LE 9上でGuitar Rig 5 Proを使うことも可能

さらにPC-DJの代名詞ともいうべくTraktorもKOMPLETE AUDIO 6には付属してきます。Traktor LE 2というバージョンですが、ご存じの通りTraktorは左右のデッキにWAV、MP3、AAC、FLAC……といったオーディオデータを読み込んだ上でDJプレイをしていくソフト。読み込むと同時にその曲のテンポ解析が行われ、簡単に左右のテンポを揃えて同期させたプレイをしたり、フィルターをかけてサウンドをいじっていくことができます。まったくDJ経験のない人でも、すぐに操作を覚えられる分かりやすいユーザーインターフェイスになっているので、試してみると楽しいですよ。


PC-DJの代名詞的存在のTraktorもLE 2というバージョンが付属している

そして、付属のCubase LE 9はもちろん、Studio One、Ability、FL Studio、Ableton Live、BITWIG Studio、Pro Tools、Cakewalk、Logic……といった各種DAWで利用可能な音源も付属しているのも、KOMPLETE AUDIO 6の大きなポイントです。

簡単に紹介すると、The GentlemanはKONTAKTで動くアップライトピアノの音源。音を聴く限り生の音なのか、コンピュータが出している音なのか判別不可能というレベルの非常にリアルなサウンドが出てくるわけですが、どんな空間で演奏しているのかを設定したり、ピアノの上の蓋を開けた状態なのか、閉じた状態なのかなど、いろいろなパラメータが用意されており、それによって結構違った音を演出できるのも楽しいところです。


アコースティックピアノ音源のThe Gentleman

同じKONTAKTで動く音源として用意されているのがドラム音源のDrumLab。こちらはピュアなアコースティック・サンプルと力強いエレクトロニックの鋭さが同居する音源で、結構インパクトのある強力な音が飛び出してきます。


ドラム音源のDrumLab

Labというだけあって、かなり積極的な音作りができるのも楽しいところですし、バイオニック・グルーヴという機能が用意されており、さまざまなジャンルとスタイルによる900以上のドラムパターンやフィルがこの中に入っているのです。気に入ったビートを選んで鳴らしてみて、よければ、そのままCubaseなどのDAWのトラックへドラッグ&ドロップすれば演奏できてしまうので、便利ですよ。


約900種類ものドラムパターンが用意されているのもポイント

またReaktor上で動くのがMinimoogを再現するアナログシンセサイザのMonark。こちらは非常に太くて強力なシンセベースのサウンドが有名ですが、デフォルトでそのシンセベースを鳴らせるほか、さまざまなプリセットも用意されているので、選ぶだけで幅広いシンセサウンドを楽しむことが可能です。


図太いアナログシンセサウンドが出せる、Monark

このソフト群だけでも10万円近い価値を持っていると思いますが、それらと6IN/6OUTのオーディオインターフェイス、KOMPLETE AUDIO 6がセットで実売2万円を切る値段で入手できるのですから、ちょっと驚きです。Guitar Rig 5 Proまでがセットで入手できるのは11月30日までなので、ぜひ急いでくださいね!

DTMスターターキャンペーンは11月30日まで

なお、Native Instrumentsでは、このDTMスターターキャンペーンと並行して、現在サンクスギビング・セールも実施中です。こちらは12月2日までと、DTMスターターキャンペーンより2日だけ長いですが、Native Instrumentsのさまざまな製品が半額になっています。いろいろ欲しいものがいっぱいで困ってしまうところですが、ぜひチェックしてみてください。

【関連情報】
KOMPLETE AUDIO 6製品情報
DTM STARTER CAMPAIGN情報
サンクスギビング・セール情報

【価格チェック&購入】
◎Rock oN ⇒ KOMPLETE AUDIO 6
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