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大阪の音系同人即売会「音けっと」の第8回が地元ネットラジオ局との共催で6月1日開催。現在5,000円で出展者募集中!

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自分で作った楽曲をCDにプレスして来場者に直接手渡しで販売(頒布)する同人即売会。マンガの同人即売会であるコミケの音楽版のようなもの……というとなんとなくイメージできるでしょうか?東京では毎年春と秋にM3というイベントが長年行われていますが、大阪で夏と冬に行われているのが、「音けっと」。これまでもDTMステーションでも何度も取り上げてきた「音けっと」は、「M3をリスペクトする」という底辺亭底辺(@teihenteiteihen)さんが主催する形で2018年にスタートしたイベント。

コロナ禍でしばらく休止していた時期がありましたが、2024年1月に再開。その夏に行われた第6回からは、大阪のインターネットラジオ局NFRSと底辺さんでの共同主催という形となり、イベントとラジオ放送をメディアミックスするコラボ企画という形に進化しているのです。その音けっとの第8回(第八楽章)が6月1日、大阪なんば駅の真上、難波御堂筋ホールで行われることが決まり、現在、出展する人、グループを募集中です。同人即売会ということもあって出展価格は1ブースあたり5,000円と手ごろ。また当日ここでCDなどの販売を行うことができるほか、後日NFRSの番組内で楽曲が紹介されて、流されるというのもユニークな点です。「音けっと」の存在を知らない人も多いと思うので、改めて「音けっと」とはどんなイベントで、どんなことができるのか、またラジオ番組とのコラボとはどのようなものなのか、主催者である底辺亭底辺さん、またNFRSのDJとらやん(@dj_torayan)さんにお話しを伺ってみました。

2025年6月1日、大阪なんばで、音けっと第八楽章が開催される

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夏と冬に大阪で開催される「音けっと」とは?

--「音けっと」について、まったく知らないという方も少なくないと思うので、改めてこれがどんなものか紹介いただけますか?
底辺:音楽・音声等の聴覚系コンテンツ活動者による交流会で、毎年、夏と冬に大阪で開催しているものです。いわゆる同人即売会の形態で開催しているのですが「このジャンルの元祖であるM3のような大会が近所で開催してくれれば嬉しい」という想いからスタートした企画です。ロック、POPS、テクノ・クラブ、メタルからクラシック、民族音楽といったものはもちろん、アニソン、ゲームミュージック、VOCALOID、東方project、さらにはドラマ・トーク、ASMR……など音にまつわるコンテンツであれば何でも大歓迎です。

音けっとの主催者である底辺亭底辺さん

--M3は来場者数が毎回1万人を超える程度までになった巨大なイベントですが、それでもまだ一般の人からの知名度は低いように思うし、プロのミュージシャンでも知らない人が多いですよね。
底辺:そう思います。M3のようなイベントは、もっともっと広く知られるべきイベントだと思うのですが…。M3と比較すると規模は小さいですが、関西近郊にお住まいの方で、音楽好きな方であれば、絶対に楽しんでいただけるほかにはないイベントなので、ぜひ出展したり、遊びに来ていただけると嬉しいです。

以前の音けっとの会場の様子。多くのブースに数多くの来場者が訪れていた

--同人即売会という、やや特殊な世界だけに、何をするところなのかよくわからないという声や、用語の意味が分からないという人もいるようです。
底辺:基本的には音楽や音系のコンテンツを制作する人がご自身が制作したCDなどを持ち込み、ここで販売するというイベントです。同人イベントはもともと商業ベースではなく、ファン文化や創作の交流を目的としていたこともあり、「販売」とは言わずに「頒布」という呼び方をされますが、実際にはプロミュージシャン、プロ作家の方も多く参加しているので、あまり気にされなくていいかと思います。また、出展する個人または団体をサークル、買いに来る人を一般という呼び方をしているのも、やや独特ではありますが、実際に来ていただければわかる通り、特殊な場所、雰囲気ということはなく、音楽好きなら誰もが楽しめる場になっています。

--サークル参加、つまり出展する費用が5,000円と安いので、何か裏があるのでは……と勘ぐってしまう人もいるかもしれません。
底辺:主催側としては、ここで儲けようという思いはなく、M3のようなイベントを関西で実現でき、盛り上げることができたら、と行っているので、会場費をみんなで負担する、という程度の設定にしています。会場の面積からみて、130ブースで満杯と考えて、それで割った金額ですが、出展数が下回ると赤字になってしまう状況なんです。ぜひ多くのDTMユーザーのみなさんにサークル参加いただければと思っています。ちなみに1ブースは長椅子の半分のスペース(椅子が1つ)となっているので、2ブース確保いただければ長机1つ分のブースに拡張することもできます。当日は各ブースに持ち込んだCDやグッズなどを頒布できるほか、プレイヤーとヘッドホンなどを持ち込んでいただければ、来場される方々に試聴いただくことも可能です。また、希望者にはマイクパフォーマンスをしていただくこともできます。これは、サークル参加いただいている方々に順番にマイクを渡して、会場全体に館内放送される形でパフォーマンスしてもらうものです。これを利用して宣伝することができるので、パフォーマンス終了後にブースに人が押し寄せたり……なんてこともありますね。

以前にはDTMステーションCreativeで出展したことも。これが1つのブース(半机サイズ)

大阪のインタネットラジオ局、NFRS

--では、ここからNFRSと音けっとの関係などについてお伺いします。まずはNFRSとはどんな放送局なのか教えてください。
とらやん:NFRSは「大阪から世界へ、音のエンターテイメントをお届けする」ということをコンセプトに24時間・365日ノンストップで放送しているインターネットラジオ局です。関西のみならず全国各地で活躍のインディーズアーティストの楽曲や同人音楽、世界のインディーズミュージックを放送しており、パーソナリティもミュージシャンや役者、声優、朗読者、アイドル、バルーンパフォーマーなど個性派ぞろいでそれぞれが個性的な番組が揃っているのも特徴です。

大阪のネット放送局であるNFRS

--実際に聴いてみるとかなり本格的な放送ですよね。これはオンデマンドではなく、リアルタイムでの放送なんですよね?
とらやん:はい、オンデマンドではなく、番組表を作ってそれに合わせた放送を行っています。Radikoなどはタイムフリーという形で、後から聴くことを可能にしてますが、ウチはあえてそれを行っていない形です。実は昨年4月まで再放送というものは行っていましたが、コンテンツが増えてきたこともあり、それも全廃しました。「次のタイミングでいいや…」ではなく、ぜひその時間に集中して聴いていただきたいという思いもあって、このようにしています。

音けっとの共同主催であるNFRSを運営するDJとらやんさん

--24時間365日ノンストップで、となると膨大な番組数になると思いますが、それだけの内容を制作するのはかなり大変ですよね?
とらやん:はい、確かに時間、労力、お金もかかりますが、あえてそこにチャレンジしている形です。多くの方の協力を得ながら番組制作をしつつ、い現在は世界各国のラジオ局と提携しイギリスやアメリカ、オーストラリアなどの海外番組もオンエアしている、というのもNFRSの特徴となっています。また日本ではまだ普及していないのですが、世界各国にあるNFRSのような小規模のラジオ局がよく使用している簡易APS「RadioDJ」というソフトの機能を駆使し、24時間365日ノンストップのオンエアを実現しています。指定された時間に自動で音声入力チャンネルを変更でき、自動でスタジオに音声切り替えができ決められた時間に生放送ができるようになっており、こうしたものを利用して最小限の人数で放送局を回しています。さらにいろんなソフトを駆使し、遠方からの生放送等も実現しているほか、NFRS独自のシステム「ラジロイドシステム」も開発し、一部番組では事前編集をせずともクオリティの高い番組を制作するなど、システム化にも力を入れて、リスナーのみなさんが楽しく聴くことができる番組作りを実現しています。

NFRSは毎週タイムテーブル(番組表)を公開している

月~木のNFRSの番組内で音けっと出展者の楽曲を紹介

--そのNFRSが音けっとの共同主催となった理由について教えてください。
とらやん:音楽業界の方から底辺さんを紹介してもらい、音けっとの存在をしり、どんなものなのかすごく気になっていたのです。それが4年ほど前のことで、一度参加してみよう、と思ったタイミングでコロナ禍に入ってしまい、中断してしまったんですよね。そのか、M3に行ってみて、こんなに奥深く、広い世界なんだと感銘を受けるとともに同人音楽の面白さ、凄さを改めて感じました。NFRSも関西、大阪から音楽を発信していく、音のエンターテインメントをお届けする、というスタンスにおいては、音けっととまったく同じ。ぜひ何か一緒にさせてもらえないか、と底辺さんとお話した結果、第6回から共同主催という形で運営させていただくとともに、NFRSの番組ともコラボする企画を行っています。

NFRSのスタジオ(DJとらやんさんのXより)

--具体的なコラボというのは、どのような形になっているのでしょうか?
とらやん:これまで第6回、第7回の音けっとにサークル参加した方で、当日エントリーいただき、音源をいただいた作品を順番に取り上げていきました。具体的には土曜日夜11時からの番組である「MAYUっきーのハイテンションキラキラジっきー」という番組の中のコーナーで取り上げてきました。これはハイテンションな自称アイドルのMAYUっきーさんがパーソナリティを務める番組なのですが、4月からはさらに新たに音けっととのコラボ番組を月曜~木曜の19:45~20:00でスタートさせる予定です。番組名は現在検討中で、確定していませんが、こちらもパーソナリティはMAYUっきーさん。ここで毎回1曲を紹介してく予定です。15分番組なので、楽曲紹介がすべてというわけではなく、後半は天気予報となっているのですが、こんな形で音けっととの乗り入れを進めていきます。もちろん、こうしたエントリーで順番に紹介していくだけでなく、我々が気に入った曲はほかの番組でも積極的に紹介しています。

MAYUっきーさんの番組内のコーナーで音けっとを紹介している

--その番組での放送は別途有料というわけではないんですよね?
とらやん:もちろんです。あくまでも大阪から世界へ音楽を発信していくコンテンツとして紹介させていただく形です。もっとも、NFRSを運営していく上では資金も必要なので、このコラボ番組に限らず、スポンサーさんは常に募集しています。スポットCMというのも可能ですし「〇〇が20時をお知らせします」といった形で流れる時報CMなども募集中です。

NFRSのサイトにアクセスすればリアルタイムに番組を聴くことができる

--ちなみにそうしたCM料金っていくらくらいするものなのですか?
とらやん:そうですね、時間帯や種類によっても異なりますが、たとえばスポットCMの場合30秒が基本となっていて、5,000~6,000円です。これは1週間に1回決まった時間に流すため、月に4~5回の放送となります。このCM制作は基本料金が5,500円で、打ち合わせの上原稿を作成して、VOICEPEAKにしゃべらせてフリー素材のBGMで構成していきます。もちろん声優さんを使ったりオリジナル曲を用意して…ということも可能ですが、それらに応じてコストが追加されていく形となっています。

--ありがとうございます。最後に第8回目となる音けっと第8楽章について、一言ずつコメントをお願いします。
底辺:関西近郊の方で興味を持っていただけた方は、ぜひサークル参加、一般参加問わず、多くの方に参加いただければと思います。もちろん、関東など、ほかの地域からの参加も大歓迎いたします。また、音楽専門学校の学生さんなどにとっても、非常に経験になるし刺激を得られる場だと思うので、参加してみてはいかがでしょうか?
とらやん:音けっと、NFRSの両軸で、大阪の音楽カルチャーを盛り上げていければと思っています。ぜひ多くの方に参加いただければと思います。

ーーありがとうございました。

音けっとサークル参加概要

【開催日時】2025年6月1日(日) 12:00~17:00
(サークル入場11:00~)
【開催場所】難波御堂筋ホール 7階
大阪市中央区難波4-2-1
難波御堂筋ビルディング
【サークル参加料】 5,000円(1ブース)、10,000円(2ブース)
※1ブースに対して椅子1脚を用意。1ブースでの最大入場者は2名ですが(設営においては最大3人まで可)、追加椅子提供はないため必要な場合は簡易椅子をご持参ください。
※2ブース申し込みも可能でこの場合は長机1つ分のスペースとなります。また2ブース申し込みの場合は椅子3脚が用意されます。
【サークルスペース】1ブースは長椅子の半分です。
※机のサイズは 高さ70cm×横幅180cm×奥行45cm
【募集ブース数】130ブース
【応募方法】音けっと参加フォームより入力

【関連情報】
音けっと公式WEBサイト
NFRSラジオ

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