みなさんは、音楽制作をする際モニタースピーカーは使用していますでしょうか?最もミニマムな環境であれば、パソコンとヘッドホンだけあれば、DAWで楽曲を作ることは可能なので、使用していない方も少なくないと思います。ただミックスまで自分で行うのであれば、モニタースピーカーを併用したいところ。モニタースピーカーがあると、定位や全体ボリュームのバランスが取りやすかったり、より客観的に判断できるので、結果的によいミックスに仕上げることができるし、思わぬ失敗を避けることも可能になります。
ヘッドホンだけのミックスにおいて、1番の落とし穴は、位相の問題。ヘッドホンの性質上、Lから出た音は左耳だけに聴こえ、Rから出た音は右耳から聴こえます。そのためLとRの音が混ざったときに起こる違和感にに気づけず、本来聴いてほしいミックスをリスナーに届けることができないのです。最悪スピーカーで再生したときに、音が消えたり、焦点の合わない音になって迫力が失われたり、音が揺らいでしまったり…と失敗したミックスになってしまいます。もしモニタースピーカーを持ってないのであれば、まずはエントリーモデルのものからでもいいと思いますが、エントリー製品とほぼ変わらない価格で、高級モニターの代名詞ともいえるFocal Professionalのモニタースピーカー、Focal SHAPEシリーズを購入できるキャンペーンが実施中。具体的には7月8日~31日まで最大約66,000円OFFで購入できるのです。この機会にプロ御用達の、まさに一生モノのモニタースピーカーを導入してみるのはいかがでしょうか?実際、この価格は、中古相場よりも安く値段であり、当然のことながら期間限定、数量限定というもの。こんなチャンス滅多にないので、Focal SHAPEシリーズとはどんなものなのかも含め、キャンペーンの詳細を紹介していきましょう。
※7月31日追記
キャンペーン期間が8月31日まで延長されました。
楽曲の完成度を左右する、モニタースピーカーの存在
だいぶ以前ではありますが、DTMステーションのアンケートでモニタースピーカーの使用率を調査した際、約20%がヘッドホンだけで作業している、という結果がありました。確かに、ヘッドホンだと細かく音が聴けるので、スピーカーより優れている点は多いのですが、だからといって、最後までヘッドホンだけで作業していると、致命的なエラーが起きる可能性があるのです。
冒頭に書いたとおり、左右で位相が逆転している場合、ヘッドホンでは非常に変わった感覚で聴こえるので、「これがいい!」なんて判断してしまうケースも少なくないでしょう。でも、そのサウンドをスピーカーから出すと、お互いが打ち消しあって、大音量で出しても音が聴こえない、なんて問題も起こります。こうしたミックスの致命的なエラーは、モノラルに変換してミックスを確認したり、スピーカー環境を再現するプラグインを使用することである程度は回避することは可能です。でも、実際のスピーカーを通して、現実の音として響かせることで、ヘッドホンではわからない、さまざまなニュアンスが見えてくるのも事実。やはりモニタースピーカーは音楽制作するのであれば必須の機材なのです。
SHAPE 40は、98,000円の衝撃価格
そんな中、ぜひチェックしてみてほしいのが、Focal ProfessionalのSHAPEシリーズ。通常ではありえない価格で現在販売されているからです。対象は、SHAPE 40、SHAPE 50、SHAPE 65で、具体的には以下のキャンペーン価格で展開されています。
SHAPE 50ペア 176,000円(税込)→126,000円(税込) 50,000円OFF
SHAPE 65ペア 217,800円(税込)→152,000円(税込) 65,800円OFF
期間は7月31日までで、数量限定で発売となっています。これまで、Focalのモニタースピーカーがセールで安くなることは、ほとんどなかったので、またとないチャンスといえそうです。というのも、国内発売元のメディア・インテグレーションが35周年を記念して、特別販売を行っているからです。
本格的に音楽制作を行うのであれば、一般的にプロも使用するレベルの15万円前後のモニタースピーカーが選ばれることが多く、この価格帯は割と横並びで激戦区。今回のキャンペーン期間中はFocalが圧倒的な安さとなっているわけです。
ちなみにメディア・インテグレーションのサイトで、MI 35thモデルとネーミングされていますが、本体の仕様など含め、すべて通常のものとまったく同じ。MI 35thモデルとついているのは、今回のセール価格である、という意味で、製品自体は通常製品と変わりません。。
1979年設立のフランス老舗メーカーFocal
ところで、そのFocalについて、それからSHAPEシリーズについても簡単に紹介しておきましょう。Focalはプロ御用達のスタジオモニタースピーカーを多数リリースしている、1979年にジャック・マユール氏によって設立されたフランスのメーカー。リバースドーム・ツイーターポリグラスなど20以上の特許技術、高度な加工技術、メイド・イン・フランスにこだわりを持ち、高域まで伸びやかな表現力と、制御の難しい低域・中域の理想的な制動性を備えるモニタースピーカーを開発しています。モニター・スタジオスピーカーのラインナップは、ハイエンドのSTシリーズ、ミドルレンジのSHAPEシリーズ、エントリーモデルのALPHAシリーズを展開していて、特にSHAPEシリーズはDTMユーザー・ホームスタジオユーザーに人気の高いモデルとなっています。
日本の住環境にマッチしたSHAPEシリーズ
そんなSHAPEシリーズは、ウォルナットや亜麻繊維などの天然素材で仕上げられており、自然原理に基づいた構造とフルアナログ設計で、アコースティックで繊細な響きを表現。リバーブなどの空間系のテイルまでしっかりモニタリングでき、小さな音でもしっかりとしたバランスで聴こえるので、そこまで大きな音を出せない方にもおすすめ。
またSHAPE 40に関しては最短リスニング距離は60cm以内と、日本の環境にマッチしているのもポイント。5畳のサイズの部屋で聴いてもベストパフォーマンスを発揮するように設計されています。ちなみにこの最短リスニング距離60cmは、業界でもトップ3に入るぐらい短い距離で、まさにDTMer向けとなっているのです。
さらに、SHAPEシリーズがほかのスピーカーと違うのは、パッシブラジエーターが両サイドに配置されている点。これにより、壁の近くに置いても背面からの影響を最小限に抑えてくれるのです。スピーカーを設置する際は、壁から離す必要があったり、リスニング距離を確保しなくてはいけなかったり、スピーカーの性能をフルで発揮するには、いろいろな条件があります。ですが、SHAPEシリーズは、そんな常識を覆し、リスニング距離は短くてOKだし、壁の近くに置いてもOK。日本の住環境に合っていることから、DTMユーザーからの支持が厚いのです。
SHAPE 40、SHAPE 50、SHAPE 65の選び方としては、リスニング距離と部屋の広さから決めるといいでしょう。SHAPE 40は60cmで5畳以下、SHAPE 50は80cmで6.5畳以下、SHAPE 65のリスニング距離は1mとなっています。スピーカーは大きいほうが低音域の再生が有利で、実際スペック的にもSHAPE 40は60Hzから、SHAPE 50は50Hzから、SHAPE 65は40Hzからとなっています。ちなみに上は共通して35kHzまで再生可能。ですが、大きいスピーカーであれば、それなりに大きい音で鳴らす必要があるので、やはり推奨のリスニング距離と部屋の広さで判断して大丈夫。多くの方の場合SHAPE 50かSHAPE 40を選択することになると思いますが、実際に自分の環境と照らし合わせて選んでみてください。
以上、メディア・インテグレーション35周年を記念したFocal SHAPEシリーズキャンペーンの概要を紹介しました。いくらキャンペーン中とはいえど、価格は10万円前後するので、安い買い物ではありません。けれど、このレベルのモニタースピーカーは一生モノなので、いいモニタースピーカーを買おうかなと迷っていた方は、このタイミングでSHAPEシリーズを検討してみてはいかがでしょうか?数量限定なので、お早目に。
【関連情報】
メディア・インテグレーション35周年を記念したFocal SHAPEシリーズキャンペーン
【価格チェック&購入】
◎MIオンラインストア ⇒ SHAPE 40ペア , SHAPE 50ペア , SHAPE 65ペア
◎Rock oN ⇒ SHAPE 40ペア , SHAPE 50ペア , SHAPE 65ペア