ドイツMAGIXのDAW、Music Makerの最新バージョン、Music Maker 2024 PremiumがDTMステーション読者限定のセールをスタートし、3月3日(日)まで3,980円というトンでも価格で販売中です。例によってソースネクストだからできる原価無視のメチャメチャなセール。もちろんDAWですからオーディオレコーディング、MIDI打ち込み、編集、エフェクト処理、ミックス、マスタリング…と何でもできるソフトであり、AI自動作曲機能を搭載しているのもほかのDAWにはないユニークな特徴でもあります。
これだけの機能を持って3,980円なんて、普通はありえない価格設定ではありますが、このMusic Maker 2024 Premiumには豪華なプラグインが付属しているのも大きな魅力のひとつ。たとえばNative InstrumentsのHybrid Keysは、通常7,100円で売っている商品がそのまま付属しているから、これだけで元が取れちゃうし、このHybrid Keysだけを目当てに購入し、オマケでMusic Makerを使うというのもあり。さらに通常7,700円で売っているiZotopeのOzone 11 Elementsも付属するという太っ腹。実際どんなソフトなのか紹介してみましょう。【PR】
※2024.2.28 20:15追記
Music Maker 2024 Premiumの販売再開まで少し時間がかかったようですが、20:00現在販売されていることが確認できました。これでOzone 11 Elementsに切り替わっているようです。
歴史あるDAW、Music Maker 2024 Premium
Music Makerは国内ではそれほど認知度は高くないものの、ドイツのメーカー、MAGIX Software GmbHが開発する今年で30年目を迎える老舗DAW。製品名的にはMusic Maker 2024 Premiumと年表示になっていてバージョン名は入っていませんが、実は今回が32と、数あるDAWの中でも最大のバージョン番号になっているソフトでもあるのです。
このMAGIXはプロのマスタリングエンジニアでも使用者が多いSequoia(セコイア)や、音にこだわりのある方が使うDAWであるSamplitudeを開発しているメーカーでもあり、それらのソフトのエンジンを利用しつつ、より広いユーザーに音楽制作を楽しめるようにと開発されているのが、Music Makerなのです。
ちなみに、そのMAGIXは2016年にSony Creative Softwareのオーディオ/ビデオ関連ソフトを買収しています。具体的には波形編集ソフトの老舗であるSOUND FORGE、ループシーケンサの元祖でもあるACID、そしてビデオ編集ソフトのVegasなど。これらのソフトはMAGIXになってから、MAGIXの技術と融合し、より高機能、高性能なものへと発展していっています。
一方で、プラグインメーカーなどもいろいろ買収してMAGIXオリジナルのプラグインもいろいろと開発するなど、MAGIXはDTMの世界における総合的なメーカーの一つとなっているのです。そのMAGIXがエントリー向けという位置づけで出しているソフトが、今回紹介するMusic Makerである、というわけなのです。
Windows用DAWだけど、プラグインはMacでも使える
そのMAGIXの各種ソフトに共通する特徴の一つが、Macに対応せずWindowsのみとなっている点。プラグインなど一部ソフトの中にはMac対応のものもあるのですが、このMusic Maker 2024 PremiumもやはりWindows専用。そのため残念ながらMacでは使うことができません。
ソフトウェアの位置づけ的にいうと、「Mac用のGarageBandを大幅に機能拡充したもの」と表現するとピッタリなような気もします。つまりまったくのDTM初心者でも簡単に使えるソフトであり、これを使ってすぐにレコーディングや打ち込みができるし、これを楽器として使って演奏ができるというもの。しかもあとで紹介する超簡単ステップでAI自動作曲をする機能なども搭載されている優れもののソフトなのです。
それだけ多くの機能をもちつつ、エントリーユーザー用ということもあって通常価格が9,350円と激安な設定になっているのですが、今回のセールでは過去最安値の3,980円。世界中探してもMusic Makerをこんなに安く買えるところは日本以外にありませんからね。
このセール価格を考えたときに1つ重要なポイントがあります。それはMusic Maker 2024 Premiumにいくつかのソフトがバンドルされている、という点。具体的にはNative InstrumentsのシンセサイザプラグインであるHybrid KeysとiZotopeのマスタリングソフトであるOzone 10 Elementsのそれぞれ。Hybrid Keysは通常7,100円で販売されているソフトなので、これを普通に買うよりも、いまMusic Maker 2024 Premiumを買うほうが安く入手できるわけです。
この際、とくにMusic Maker上でないと使えない…といった縛りがあるわけではありません。Ozoneもそうですが、単純にシリアル番号がもらえる形なので、それを使えばほかのDAWで利用できるのはもちろん、Macでも問題なく使うことができるのです。なので、Hybrid Keysだけを目的にMusic Makerを購入しても損はない、というわけですね。
シンプルなUIながら超強力なシンセ、NI Hybrid Keys
そのHybrid Keysとは何なのか。これはNative InstrumentsのプレイバックサンプラーであるKontakt上で動くシンセサイザ。ピアノ、オルガン、ハープシコードなどキーボードをサンプリングした音を使うシンセサイザなのですが、単純なキーボード音源というわけではありません。
サンプリングされたピアノやオルガン、マレットなどに高性能なエフェクトを組み合わせ、まったく新しいサウンドを作り出すというもの。豊富に用意されているプリセットから選ぶだけでもかなり刺激的なサウンドが得られますが、複数のサンプリング音をミックスし、歪みやリバーブ、テープノイズでローファイ感を加え加工するなどすれば、簡単にオリジナルのハイブリッド・インストゥルメントを作り上げることができるという、とってもユニークなシンセサイザなんです。
以下のビデオにそのHybrid Keysの入手の仕方から、実際にMusic Maker上で使ったデモサウンドまであるので、どんなプラグインなのかチェックしてみるといいと思います。
ちなみに膨大なサンプルデータが入っているため、インストール容量は3.7GBとなっています。またそれとは別にNative InstrumentsのKontaktも必要になるのですが、こちらは無料のKontakt PlayerでOKなのでそれも合わせてインストールするようにしてください。
iZotope Ozone 11 Elementsも付属
もう一つMusic Maker 2024 Premiumに付属するのがiZotopeのマスタリングソフトであるOzone 11 Elementsです。Ozoneに関してはこれまでもDTMステーションで何度も取り上げているのでご存じの方も多いと思いますが、これはAIを活用してサウンドをブラッシュアップしていくことができるソフト。プロのマスタリングエンジニアが行っている各種処理を誰でも簡単に自動で行うことができるという画期的なツールでもあります。
昨年、Music Maker 2024 Premiumが発売された当初はOzone 10 Elementsが付属という形でしたが、現在は最新版はOzone 11 Elementsが付属しているので、これだけでも十分元が取れてしまいますね。
Music Makerで作った曲をブラッシュアップできるのはもちろん、これまで作った曲をブラッシュアップしたり、さらには手持ちのCDなどをリマスタリングしてしまう…なんて使い方も可能。前述のとおりこのOzone 11 ElementsはMacユーザーでも使うことが可能となっています。
超強力なAI自動作曲機能を装備
さて、このMusic Makerには、ほかのDAWにはないユニークな機能が以前から搭載されています。それが、いくつかの選択肢を選んでクリックするだけで自動で楽曲が作れていしまうSong Makerという機能です。
それのSong Makerが進化し、AIを使って自動作曲するようになったのが、最新のMusic Maker 2024 Premiumに搭載されているAI Song Makerという機能なのです。実際どんな操作でどんな曲ができあがるのか、試してみたのが以下のビデオです。
見てみると分かる通り、まずジャンルを選んだ上で、サウンドプールと呼ばれる素材集をいくつか選択し、必要に応じてパートを選んで作曲ボタンを押せばいいだけです。本当に数秒で作曲は完了し、再生するとAIによる作品が流れるわけです。これで気に入らなければ、何度か「曲を作成」ボタンを押せば、そのたびにまったく違う曲が出来上がる、というわけなのです。
音楽制作のためのすべての機能を備えた統合的なDAW
もちろん、このSong Maker AIはMusic Makerが持っている機能のごくごく一部に過ぎません。普通にオーディオレコーディングができるし、MIDIを使ってのレコーディング、また打ち込みも簡単に行っていくこともできます。
リズム入力においては、いわゆるドラムマシン的に使えるBeatbox Pro 2という機能が搭載されており、ポチポチとマウスでクリックするだけでいい感じのビートを作っていくことが可能です。
またDAWに慣れている人がすぐに使える形のトラックを作成して、レコーディングして、編集して……という手順が利用できる一方で、まったくDTMは初めてという人でも迷うことなく使えるモードが用意されているのも嬉しいところ。
具体的には「ループを組み合わせる」、「インストゥルメントを演奏」、「サウンドを録音」、「ビートを作成」という4つのメニューが最初に選択できるようになっているのですが、ここで「インストゥルメントを演奏」を選ぶとソフトシンセが起動し、手元にMIDIキーボードが接続されていれば、それを使って演奏ができるようになるし、それがなければコンピュータのタイピングするキーボードを鍵盤のようにして演奏することが可能。
また「ループを組み合わせる」を選ぶと好きなジャンルの選択画面が現れるので、ここから何かを選びます。するといくつかの素材が表示されるので、これをパズルのように並べていくだけで音楽制作ができてしまうのです。
もちろんそれ以外にも機能は膨大で、ほかのDAWと比較しても見劣りすることなく、一通りのものを装備しているソフトなのです。
2月23~3月3日まで限定で過去最安値の3,980円
そんなソフトが標準価格で9,350円というのも安すぎだと思いますが、それが現在3,980円というトンでもない価格になっています。この価格なので、AI自動作曲機能であるAI Song Maker機能を試すだけに使ってもいいし、このMusic Maker 2024 Premiumに標準搭載されているサンプル素材を利用するだけのために買っても損はないと思います。
これを3,980円で入手するには以下のクーポンをご利用ください。
クーポンコード: DTM02
割引後価格:9,350円→3,980円 (2,000円以上の購入で5,370円OFF)
有効期限 : 2024年2月23日(金)~3月3日(日)まで
利用方法 : 以下のページから商品をカートに入れた後に、クーポンコードを入力してください。「ご注文の確認に進む」を押したタイミングで割引が提供されます。
※コンビニ後払いを選択した場合は110円の手数料がかかります。
販売ページ : ソースネクストMusic Maker 2024 Premium
昨年のMusic Maker 2024 Premium発売時にもセールをしていたので紹介したことがありましたが、今回はそのときよりもさらに安い価格設定なので、ぜひこのタイミングで入手してみてください。
※2024.2.24 8:00追記
購入された方からのコメントでOzone 11 ElementsではなくOzone 10 Elementsであった旨の連絡が複数来ておりました。ソースネクストからは11になったという話を聞いていたのですが、現在確認中です。まだOzoneのアクティベートをしていない場合、すぐにアクティベートせず少しお待ちいただけますか? 詳細、分かり次第記載いたします。
※2024.2.24 9:30追記
ソースネクスト側で現在対応策を検討中とのこと。Ozoneのアクティベートはせずに続報をお待ちください。
※2024.2.25 17:30追記
ソースネクストとのやりとりの結果「今回の記事を見て購入された方には何らかOzone 11 elementsをお届けするようにいたします」との返事が得られました。詳細確定し次第改めてお知らせいたします。
※2024.2.27 21:15追記
記事最後に追記で記載していたOzone Elementsの件ですが、システム変更して正常な状態にするため2月27日の夕方より28日の午前中まで販売をストップし、28日午後よりOzone 11 Elementsのバウチャーコードが付く形で販売が再開されます。なお、これまでこの記事をご覧になって購入された方には、個別にメールが届き、11の配布を行うそうです。購入された方はメール到着までしばらくお待ちください。
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Music Maker 2024 Premium製品情報
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