プラグインメーカーとしてここ数年でその存在感が大きくなったドイツのUJAM（ユージャム）。まったくギターを弾けない人でも簡単操作でカッコいいギターフレーズを作れるVIRTUAL GUITARISTシリーズや、まったくベースが弾けない人でも、カッコいいベースフレーズを作れるVIRTUAL BASSISTシリーズ、同様にシンセサイザの知識ゼロでも使えるUsynthシリーズなど、ユニークなプラグインを次々と開発している画期的なメーカーです。
そのUJAMが誰でも簡単にカッコいいドラムフレーズを作れるツールとして出しているのがBeatmakerシリーズです。EDM向けのHype、HipHop向けのDope、レゲトンやTropical House向けのRICO……などなどさまざまなBeatmakerがありますが、それぞれ11,300円（税込）と手ごろです。しかし現在特別セールで2023年12月15日～2024年1月4日限定で、すべてのBeatmakerが3,799円となっています。さらに、この期間、Group Buy（共同購入）なるトンでもないキャンペーンが開催されています。このGroup Buy、Beatmakerの日本の購入者数が500人を超えるごとに、購入者全員にBeatmakerを1本もらえてしまう（最大4本まで）というもの。つまり日本で500人が買えば、自分の買ったものに加え、もう1本の計2本が手に入り、1,000人が買えば計3本、1,500人なら計4本、そしてもし2,000人以上が買ったら、支払う金額は3,799円なのに、計5本のBeatmakerが入手できてしまうという、常識外れのキャンペーンなんです。実は本日12月22日午前9時の時点ですでに820人が購入しているので、3,799円で最低でも2本入手できるのは確実。実際Beatmakerとはどんなもので、このキャンペーンの詳細がどうなっているのかなど紹介してみましょう。
インスタントにビートが作れるBeatmaker
まずは、そのUJAMのBeatmakerがどんなプラグインなのかを簡単に紹介しておきましょう。DTMステーションでも以前に「テンションのあがるEDMドラムサウンドを簡単に作れるツール、UJAMのBeatmaker HYPE誕生」、「21世紀版の80年代ドラムサウンド(!?)を簡単に作れるツール、Beatmaker VICEがUJAMからリリース」といった記事で紹介したことがありましたが、Beatmakerは、本当に簡単な手順でリズムを作り出してくれるツールです。
インスタントにK-Pop風なビートが作れるIdol、甘く尖ったビートが作れるKandy、80年代風なサウンドが作れるVice……などなどなど現在14種類のBeatmakerが発売されています。たとえば最新製品で、LoFiサウンドのビートを作り出すCOZYのサウンドデモがこちらです。
こんなサウンドが簡単に作れてしまうんですね。
14種類あるとはいえ、基本的な使い方はどれも同じ。以前のViceの記事で、その音作りを簡単に紹介するビデオを作ったことがあったので、こちらをご覧ください。
なんとなくお分かりいただけたでしょうか？鍵盤がスイッチになっていて、それぞれの鍵盤がイントロ用やフィル用、エンディング用になっているので、それを押せばリズムが流れだし、各種パラメーターを動かすことで、そのリズムの雰囲気が変化していくのです。Viceの場合、メインは80年代風のリズムサウンドなのですが、パラメータで1950年代から超未来な2080年代まで年代を動かすことで雰囲気を変えていくことも可能です。
作ったビートはDAWへドラッグ&ドロップでMIDIループ素材に
このビデオでは1つのプリセットにおいての音作りを紹介していましたが、画面左上を選択することで膨大なプリセットを呼び出すことができるので、それによってもさまざまなサウンドを作り出すことができるのです。
そして、こうしてできたリズムは、DAWへドラッグ＆ドロップして持っていくことでMIDIのリズムフレーズとしてトラックに置くことができるので、まさに無限のループ素材生成マシンとしても活用できます。かなり自由度の高いプラグインなんですよね。もちろん、音色だけBeatmakerのものを用いてリズム自体は自分でDAWで打ち込んでいくということもできますよ。
みんなで買えば、いっぱいもらえるGroup Buyキャンペーン
そのなBeatmaker、通常はそれぞれ11,300円となっているのですが、2023年12月15日～2024年1月4日までのキャンペーンとして1本3,799円という特価になっています。63%引きというか、1/3の価格で販売されているのですから、まさに叩き売りのようなセールですが、今回それに留まらない、すごいキャンペーンを行っているのです。
それが冒頭でも紹介したGroup Buyというもの。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、楽天などの通販サイトで時々行われている共同購入のことで、「購入者が◎◎人が集まったら、△△もオマケにつけます」なんて売り方をしているものですね。
DTMの世界でGroup Buyが行われるケース自体あまりなかったように思いますが、今回のGroup Buyがちょっと尋常ではない内容なのです。具体的には以下の通り。
| 期間内購入者 | 特定 |
| 500名 | Beatmaker 1個プレゼント ☆達成！ |
| 1000名 | Beatmaker さらに1個プレゼント：合計2個 |
| 1500名 | Beatmaker さらに1個プレゼント：合計3個 |
| 2000名 | Beatmaker さらに1個プレゼント：合計4個 |
つまり、もし2000人以上が集まれば合計4個がプレゼントされるので、自分の買ったものを含めて5つのBeatmakerが3,799円で手にはいってしまうわけです。5で割れば1つあたり760円ですからね……。少なくとも1000人は超えそうですから、最低でも3つは入手できると思うので、買わないほうが損じゃないでしょうか？
Black Fridayで購入した人もLoFi Bundle購入者もGroup Buyの対象
ちなみに、11月に行われたBlack FridayのセールでBeatmakerシリーズを購入した方も少なくないと思います。UJAM製品を輸入販売しているメディアインテグレーションによると、このBlack Friday期間で購入した人が約300人いたそうですが、今回のGroup Buyでは、その300人もカウントしてしまう、とのことです。そう、まったくGroup Buyについて知らずに勝った人にも、対象になるわけです。ただし、このキャンペーン期間内、つまり年明けの1月4日までに国内サポートIDを登録（このページから登録できます）する必要があるとのこと。これを行わないとキャンペーンの適用外になってしまうそうなので、ぜひ忘れずに行ってくださいね。
もうひとつ補足情報として、UJAMの今回のセールに合わせて、LoFi Bundleなる特別バンドル製品が7,900円（税込）で発売されています。こちらはGroup Buyのキャンペーンより1日早い1月3日までの販売となっていますが、先ほどのLoFiサウンド特化のBeatmaker Cozyのほかに、Virtual Bassist Dandy、Finisher RETRO、それにUsynth DELUXEの4本をセットにしたもの。通常であれば、計61,500円の製品が7,900円なのですから、それだけでも超目玉製品といえそうですが、このLoFi Bundleも今回のGroup Buyの対象となっているので、この機会に購入するとよさそうですよ。
【関連情報】
UJAM Beatmaker Group Buy情報
UJAM Beatmakerセール会場
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