以前DTMステーションでも紹介したことのある、3つの簡単なステップでハリウッド風なサウンドを作成することのできるソフトKrotos Studio。日本で5月に大ヒットを記録したGenesis Soundpackから、さらにプリセット数が大幅に増加した、Krotos Studio Annual Planがスタートしました。Mac/Windows対応で、スタンドアローンまたはAAX/AU/VSTプラグインとして利用することができるこの製品は、映像作品で使うのはもちろんのこと、楽曲に飛び道具的にサウンドを付けていくのも可能。
そんなKrotos Studio Annual Planには、トランジション、イマーシブ・アンビエンス、足音、フォーリーなど、人気の高い8つのサウンドカテゴリーにわたり100以上の豊富なプリセットが搭載されており、そのすべてを著作権フリーで使用することができます。ホストアプリとなるKrotos Studioは無料でゲットすることもでき、その際使えるプリセット数は14個、Annual Planに入ることで、100以上のプリセットを使えるようになるのです。また、以前GenesisSoundPackを国内購入しており、Annual Planも導入した場合、ソフトシンセKrotos Simple Conceptもプレゼント予定とのこと。初心者から業務シーンまで使うことのできる、Krotos Studioがどういった製品なのか改めて紹介していきましょう。
簡単操作で、高品質なサウンドを作成できるKrotos Studio
以下の動画は、Krotos Studio紹介動画となっているので、ぜひご覧ください。
動画では、Krotos Studioの使い方も含め、サウンドを紹介しているのですが、かなりクオリティの高いサウンドを簡単に作成しているのが分かると思います。Krotos Studioを使ってみると分かるのですが、どんな長い尺の動画でも、同じ音の繰り返しにならないので、非常に自然に聴こえるのです。映画でも、動画でも、音声作品でも、膨大な数のサウンドを1つの製品から作り出せるのはポイントですね。
Krotos Studio Annual Planに100以上のプリセットが収録されている
そんなKrotos Studioの新プランKrotos Studio Annual Planに入ると利用できる音は、「Sound Effects Preset Categories」というページからすべて試聴可能です。100以上のプリセットがあるので、すべて聴くには時間が掛かりますが、まずは2、3個聴いてみてください。
対象者は、ソフトシンセKrotos Simple Conceptを無料でゲットできる
冒頭でも書いたようにKrotos Studio自体は無料で入手することが可能です。まずは、無料版から試してみて、気に入ったら、今回スタートしたAnnual Planを導入するというのもアリ。なお、Krotos Studio Annual Planは、1年間のサブスクとなっており、価格は18,500円 (税込)。また前述の通り、今年5月に発売されたGenesisSoundPackを国内購入しており、Annual Planも導入した場合、ソフトシンセ、Krotos Simple Conceptもプレゼント予定とのことです。
GenesisSoundPackについては、大きな反響を生んで販売好調のままに生産完了となってしまいましたが、その後継としてAnnual Planがスタートしました。以前「3ステップでハリウッド風なサウンドを作成できるGenesis Sound Pack with Krotos Studio。5/25まで1,980円のイントロセール実施中！」という記事では、Krotos Studioの使い方についても紹介しているので、ぜひこちらもご覧ください。
サウンドデザインを根本的に変えるための革新的な技術を開発しているメーカーKrotos
ちなみに、Krotos Studioを開発したKrotosはスコットランドのエジンバラに本社を置く、サウンドデザインを根本的に変えるための革新的な技術を開発しているメーカーです。開発されてきた製品は、主に映画やテレビ、ビデオゲームなどの業界で利用されており、最もメジャーな製品は、物や怪物、ロボットなどの音声エフェクトを作成するために使用されるDehumaniserという音声処理ツール。また、ほかにもリアルな銃声や爆発音、自然音など、多彩な音響効果を得意としており、ホームページを見てみると、さまざまな作品に使用されていることが確認できます。Krotosの製品は、プロフェッショナルな音響制作現場での利用を前提にしているため、高い品質と機能性を持ち合わせています。高度な技術と知識を持つエンジニアが開発しているのが、Krotos製品の魅力ですね。
以上、Krotos Studio Annual Planについて、その概要を紹介しました。Krotos Studioは、カテゴリとプリセットを選択、サウンドを演奏する、タイムラインにドラッグ&ドロップ、という3つのステップでロ顔負けのサウンドを映像に付けることができるソフト。映像にサウンドを合わせる場合に、よさそうな音声ファイルを適応するのではなく、映像の変化に対して自分でサウンドを作っていける、しかもそれがとても簡単というのがポイントです。Annual Planに加入することで、選べるサウンドは100種類以上になるので、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか？
CEDEC2023にMedia Integrationが出展
2023年8月23日(水)～25日(金)にパシフィコ横浜で行われるコンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2023(CEDEC2023)にKrotos製品を扱う代理店であるMedia Integrationが出展します。ここではKrotos Studioの展示も行われるので、CEDECに参加される方は、ぜひMedia Integrationブースに寄ってみてはいかがでしょうか？
会場（オフライン参加）：パシフィコ横浜 ノース（神奈川県横浜市西区みなとみらい）
イベント詳細 / オンライン会場： CEDEC 公式WEB
参加費用等：受講者登録のご案内（CEDEC 公式WEB内）
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