今なら3,900円で手に入る!? MAGIXの高性能なWindows用ビデオ編集ソフト、Movie Studio 2022が発売開始

ドイツMAGIX社が開発したビデオ編集ソフト、Movie Studio 2022シリーズが3月15日、ソースネクストより発売されました。ビデオ編集をしたことがない初心者でも手早く簡単にビデオ編集できるのが売りで、高性能なビデオエンジンを搭載していることからサクサクとビデオ編集ができるのが特徴です。

下からMovie Studio 2022Movie Studio 2022 PlatinumMovie Studio 2022 Suiteの3ラインナップがあり、一番下のMovie Studio 2022はパッケージ版でもダウンロード版でも4,950円と激安価格なのも嬉しいところ。しかも、3月28日までDTMステーションの読者限定で3,900円で購入できるクーポンが用意されています。8K/UHD映像の編集、出力にも対応し、DVD/Blu-rayの作成ができるのはもちろん、オーディオエフェクト機能・マスタリング機能、ノイズリダクション機能、さらには自動作曲機能まで搭載されている、という充実ぶり。ある意味、ノイズリダクションソフトとしてだけ考えても、この価格なら十分元が取れると思うし、自動作曲機能も面白いところ。実際どんなソフトなのか試してみたので、紹介してみましょう。

3月15日に発売されたMAGIXの高性能なビデオ編集ソフト、Movie Studio 2022

MAGIXは、波形編集ソフトのSOUND FORGE、ループベースのDAWであるACID、初心者向けDAWであるMUSIC MAKER……などなど数多くのソフトを手掛ける大手メーカー。音楽制作系においては、さらにその上には老舗DAWであるSamplitude、プロ御用達のマスタリングソフトであるSequoiaなどもあり、ヨーロッパの重鎮ソフトウェアメーカーといっていいと思います。

MAGIXはヨーロッパのソフトメーカー・コンツェルンのようにさまざまな部門をもって多角的な展開をしている

そのMAGIXではVEGASシリーズというビデオ編集ソフトを出しており、DTMステーションでも何度か取り上げてきました。最新版はVEGAS 19であり、昨年「小節・拍での時間管理ができるビデオ編集ソフトの新バージョン、VEGAS 19誕生。ラインナップが一新され、ライブストリーミングや画像合成も可能に」という記事でも紹介しています。

これまでそのVEGASシリーズのエントリー版という位置づけで、Movie Studioというソフトがあり、かなり多くのユーザーに親しまれていたのですが、国内代理店であるソースネクストに聞いたところ、今回そのMoive Studioが廃止になったのだとか……。おそらく、VEGAS Editという下のバージョンの価格がかなり安くなったので、それとの違いを打ち出しにくくなったのが理由ではないかと思います。

従来のVEGAS系ソフトから、まったく新たなラインナップに切り替わった新Movie Studio

が、実はMAGIXではVEGASのラインナップとはまったく別にビデオ編集ソフトを開発しており(従来Movie Edit Proという名称で展開していた)、それを今回名称変更し、Movie Studioという名前にするとともに、機能、性能をブラッシュアップしたということのようです。覚えている方も多いと思いますが、もっと昔はMovie Pro MXといった名称でAHSが扱っていたソフトですね。

個人的には10年ぶりくらいに使ってみたのですが、当時よりPC性能が向上したということもあるとは思いますが、かなりサクサク使えるビデオ編集ソフトになっているという印象。もちろん、機能的にもかなり向上しているのですが、昔の機能もブラッシュアップされて残っているのも嬉しいところ。

一般的なタイムラインモード

ビデオ編集ソフトの使い方の詳細は、ここでは割愛しますが、一般的なビデオ編集ソフトと同様に時間軸で映像や音声などをトラックに並べて編集していくタイムラインモードとともに、写真や映像、音声など素材を並べるだけでビデオが作れてしまうストーリーボード・モードなるものがあること。この辺は好き嫌いもあるでしょうし、DAWユーザーであれば、普通のタイムラインモードが分かりやすいようには思いますが、初めてビデオ編集するのであれば、ストーリーボード・モードから入ってみるのも良さそうです。

写真、ビデオを並べていく感覚でビデオ作品ができるストーリーボード・モード

一方、以前からあった自動作曲機能である、サウンドトラックメーカーも健在でした。もちろん、自動作曲といっても、あまり過剰なものを期待してはいけないのですが、MUSIC MAKERにも搭載されている自動作曲機能の簡易的部分をここに搭載したという感じです。つまりホントにゼロから作曲するのではなく、あらかじめ用意されているループ素材を自動で組み立てて、著作権的に問題ないBGMが簡単に作れる機能、というように考えてもらえばいいと思います。

自動作曲機能であるサウンドトラックメーカーで簡単にBGMを生成することができる

といっても、クラシック、ファンキー、リラックスなど5つのミュージックスタイルが用意されているのともに、慎重、サスペンス、ロマンティック、感情的…といったムードもいろいろあるので、これらを組み合わせることで、そこそこのBGMにはなりますよ。

ここで試しに、最近のDTMステーション記事のサムネール画像を7つほど並べるとともに、この自動作曲機能を使って1つのビデオを5分ほどで作ってみましたので、ちょっとご覧になってみてください。

手順としては、そのストーリーボード・モードで、写真を並べるとともに、画面の切り替え=トランジションを適当にいろいろなものに設定。さらに1枚目の画像にタイトルを乗せた上で、自動作曲機能を使ってみたのです。5つあるミュージックスタイルの中から、リラックスを選択。また4枚目の写真に切り替わる18秒目からムードチェンジで「ハッピー」になるように設定したというだけです。こんな簡単にできてしまうのですから、なかなか楽しいですよ。

ストーリーボード・モードに静止画を並べてビデオ作成

ほかにも音に関する機能がいろいろ。強力なのは、MAGIXのSOUND FORGE Audio Cleaning Labから機能を抜粋して搭載したのだと思われるオーディオクリーニング機能。飛行機の音や電車内でのノイズ、雨の音、PCファンの音など、用途に応じてさまざまなノイズを狙て取り除くDeNoiser、またプチプチ、ブチブチいうクリップノイズを取り除くDeClipper、サーというノイズを取り除くDeHisserなどが用意されているので、この機能だけでも投資した分は、十分元は取れそうですね。

かなり多機能なノイズリダクションができるオーディオクリーニング機能

また、全体のトラックをオーディオミキサーで調整できたり、マスタートラックにはマスターエフェクトというものも掛けられるようになっています。ここにはコンプレッサ、10バンドのEQ、リバーブ、エコーなどが用意されており、ビデオ用のマスタリングが簡単にできるようになっているのです。

コンプ、EQ、リバーブ、エコーが使えるマスターエフェクト機能

ここではあえて、音の機能だけをピックアップしましたが、ビデオ編集機能も一通りなんでも揃っているので、Windowsユーザーであれば、持っておいて損のないソフトだと思います。

なお、ここでは一番下のグレードのMovie Studio 2022を使ってみましたが、冒頭でも示した通り、全部で3つのラインナップがあり、その違いは以下のようになっています。

Movie Studio 2022 Movie Studio 2022 Platinum Movie Studio 2022 Suite
シリーズの位置づけ ベーシック版 上位版 最上位版
定価(税込み) 4,950円 6,930円 12,980円
特徴 ・多様な編集ツール
・約900種類のエフェクト、トランジション、タイトル
・プロ仕様の手振れ補正
・簡単な色補正
・DVD,Blu-rayディスクへの書き出し
・8K/UHD対応&HiDPIプログラムインターフェイス
・INFUSION Engine3を搭載
・多様で使いやすいビデオコラージュとアニメーション
・オーディオ編集を備えたパノラマストーリーボード
Movie Studio 2022の機能

・マルチカメラや360度映像の編集
・+600種類のエフェクト、トランジション、タイトル
・詳細な色補正、ショットマッチ、フィルムルック
・旅行ルートアニメーション「Travel Map」
Movie Studio 2022 Platinumの機能

・約100種類のテンプレート
「NewBlue Stylizers 5」

どれを選ぶかはユーザー次第ですが、いずれも安いのが嬉しいところ。さらに、3月28日まで限定で以下のクーポンコードが使えるようになっており、これを適用させることで、Movie Studio 2022なら3,900円、Movie Studio 2022 Platinumなら5,900円、Movie Studio 2022 Suiteなら11,500円と、さらに安くなるので、この機会に入手してみてはかがでしょうか?

MovieStudio2022用クーポン: dtm-2203-1
MovieStudio2022 Platinum用クーポン: dtm-2203-2
MovieStudio2022 Suite用クーポン: dtm-2203-3

【関連情報】
MovieStudio2022製品情報
MovieStudio2022 Platinum製品情報
MovieStudio2022 Suite用製品情報

【価格チェック&購入】
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