【DTMステーション×Amazonコラボ企画:第1弾】DTMをはじめよう!初心者向けDTM製品の選び方。お勧めオリジナル・セット製品も紹介!

DTMステーションとしては初の試みとなるのですが、Amazonとコラボする形で、DTM製品のお買い物企画を実施することになりました。第1弾として行うのは、これからDTMを始めてみよう、という初心者の方にとってお勧めのハードウェア機材やソフトウェアを紹介するとともに、セットで購入すれば普段より結構安く入手できるという特典付きの企画です。

これはDTMステーションのサイト側でDTMお勧めセットを紹介する一方で、Amazonサイト側でも『さあ、DTMをはじめよう』というタイトルの元、DTMステーションお勧め機材を数多くピックアップしていくというもの。DTM初心者の方はもちろん、中・上級ユーザの方、またプロミュージシャンのみなさんにとっても、いろいろな発見があるのでは…と企画となっています。初回となる今回は、DTM製品選びの基本的な考え方をお伝えするとともに、DTMステーション×Amazonのオリジナルセット商品3つを紹介してみたいと思います。


DTMステーションとAmazonが共同で行うコラボ企画を開始しました!


DTM=デスクトップミュージックとは、もともと「スタジオに多くのメンバーで行って、さまざまな楽器や機材を使わなくても、一人で手軽にパソコンを使って机の上で音楽を作ろう」という発想で名づけられた言葉であり、海外ではあまり使われていない和製英語です。

そして2000年前後から登場してきたDAW=デジタル・オーディオ・ワークステーション(ダウと呼んだり、ディーエーダーブリューと呼んだりします)という音楽制作用のソフトウェアが中心となる形で、広まっていき、現在は、プロ・アマを問わず、音楽性において必須のツールとなってきました。


DTMステーションの2017年・DAW利用調査でも人気No.1だったCubaseの最上位版、Cubase Pro 9
◎Amazon ⇒ Cubase Pro 9
その結果、DTMは単に机の上で一人で音楽制作するだけでなく、もっと幅広い使われ方がされるようなってきました。いわゆる「打ち込み」と呼ばれる手法はもちろん、ボーカルをレコーディングしたり、アコースティックギターや生ドラムなどを録音したりするのもDTMで行えます。またレコーディングした音をミックスしたり、ソフトウェアで実現するエフェクトを用いて音を変えていくこともDTMでできるし、いわゆるトラックメイキング広義に捉えればDJプレイなんかもDTMの形態の一つということができるのです。

とはいえ、DTMが「コンピュータを用いて音楽制作をする」ことを意味していることには変わりません。さらに、そのコンピュータがWindowsやMacのマシンに限らず、iPhone/iPadまたAndroid機器などを表すケースもあるなど、機器の面でも広がってきているのです。

Steinbergのオーディオインターフェイス、UR242
◎Amazon ⇒ UR242

では、そのDTMを行うには、何が必要になるのでしょうか?人によってDTMで目指すことに違いがあるので、使う機材やソフトウェアにも違いが出てくるのですが、いずれの場合でも、必須となる機材がオーディオインターフェイスです。


Win/Macはもちろん、iPhoneやiPadとも直接接続可能なIK Multimediaのオーディオインターフェイス、iRig Pro DUO

◎Amazon ⇒ iRig Pro DUO
オーディオインターフェイスとは、パソコンで音の入力と出力をするための周辺機器であり、一般的にはUSBで接続する機材です。「自分のパソコンにはヘッドホン端子も、マイク端子もあるから不要では?」と思う方もいるかもしれません。でも、パソコンに標準で搭載されているサウンド機能では音質も悪いし、接続できる機器も限られます。たとえばギターを直結することはできないですし、レコーディング用のマイクを正しく接続することもできません。また、レイテンシーと呼ばれる音の遅れの問題も生じるため、やはりパソコン内蔵のサウンド機能はDTMには適していないのです。

そこでDTMを始めるなら、まずはオーディオインターフェイスを1つ入手する必要があるのです。このオーディオインターフェイスは機能や性能によって1万円程度のものから何十万円もするものまで、いろいろ。まずは手ごろなものを買ってみて、その後必要に応じてグレードアップしていくというのもいいと思います。


手ごろな価格で入手でき、PreSonusのオーディオインターフェイスにも付属するDAW、Studio One 3.5 Artist

◎Amazon ⇒ Studio One 3.5 Aritist
もう一つ重要となるのがDAWです。多くのオーディオインターフェイスには、DAWのエントリー版が付属しているので、まずはこれを試してみるのが安上がりではあります。ただし、「安い・機能が少ない」=「初心者用」という捉え方は、必ずしも正しくないようにも思います。たとえばコードを扱う機能、音符入力できる機能を持っているのが、上位版だけだったりすることもあるので、自分のやりたいことにあったDAWを選ぶのも大切なことなのです。


KORGの25鍵のミニキーボード、microKEY 25
◎Amazon ⇒ microKEY 25

さらにDTMをするのであれば、やはり一つは持っておきたいのがMIDIキーボードです。MIDIが何かについては以前「今さら聞けない、MIDIって何?MIDIって古いの?」という記事を書いているので、そちらを参照いただきたいのですが、一言でいえばコンピュータに接続するための鍵盤です。USBで接続するタイプのもの、Bluetoothでワイヤレス接続するもの、またLightningケーブルを使ってiPhone/iPadと接続できるものなど接続方法はいろいろあり、鍵盤もピアノサイズのフルキー、ちょっと小さなミニキーがあり、鍵盤数も25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵といくつかのタイプがあります。


IK Multimediaの25鍵のミニキーボード、iRig KEYS 25
◎Amazon ⇒ iRig KEYS 25
自分はキーボードなんて弾けないから関係ないや」と思う方もいるとは思いますが、持っていると結構便利に使えるんですよ。たとえば、ソフトウェア音源を使うことで、あらゆる楽器の音をDTMで鳴らすことができるのですが、この際、鍵盤があれば、どんな音なのか、すぐに確認できるし、音色をエディットするのにもすごく便利です。鍵盤が得意でない人にも、その人なりの使い方があるはずなので、ぜひ検討してみてください。


プロフェッショナル・モニターヘッドホンとして定評のあるaudio-technica ATH-M50xMG

◎Amazon ⇒ ATH-M50xMG

さらにDTMでの音の確認に必要となるのが、ヘッドホンとスピーカーです。「スマホに付属してきたイヤホンがあるので、これでもいい?」という人もいるかもしれないし、「家にあるパソコンスピーカーで大丈夫でしょ」なんて思う方もいるかもしれません。でもDTMで使うなら、しっかりと音をチェックできるモニターヘッドホン、モニタースピーカーを揃えたいところです。


非常にコンパクトながら高品位サウンドで定評あるPreSonusのモニタースピーカー、Eris E4.5(ペア)
◎Amazon ⇒ Eris E4.5

実際に聴いてみないと、その違いは想像しにくいかもしれませんが、やはりDTM用途のヘッドホン、スピーカーだと音の細部まで確認できるため、音作りの世界が大きく変わってくるのです。設置場所の問題はあるとは思いますが、ヘッドホンだけ、スピーカーだけではなく、両方を使ってサウンドチェックしていきたいところですね。

人気のエントリー向けコンデンサマイク、audio-technicaのAT2020のUSB接続モデル、AT2020USB+
◎Amazon ⇒ AT2020USB+
さらにマイクもDTMにおいては重要なアイテムです。マイクの種類にはダイナミックマイクコンデンサマイクの大きく2種類があり、これも用途によって使い分けていきます。激しく歌うボーカル用ならダイナミック、繊細な音を録りたいならコンデンサマイクなど、何を録るかによって選び方も変わってくるので、目的をしっかり定めた上で選んでいきましょう。

iPhone/iPadとも直接接続できるShureの高音質コンデンサマイク、MV51
◎Amazon ⇒ MV51

そして、DAWを利用する音源エフェクトを増やして、サウンドにバリエーションを持たせたい…となったらプラグインを追加することになります。プラグインにはソフトウェア音源とエフェクトがありますが、いずれも市販品からフリーウェアまでさまざまなものが存在しています。どれを選ぶかはユーザー次第ですが、初心者であれば、定番のプラグイン集を入手しておくのが手っ取り早い方法ではあります。


プロミュージシャン御用達のプラグイン集、Native InstrumentsのKOMPLETE 11
◎Amazon ⇒ KOMPLETE 11

以上、DTM製品選びについて、簡単に紹介してみました。では、ここからDTMステーションとAmazonのコラボ企画としてのお勧めセット商品を3つほど紹介してみたいと思います。

■歌ってみたセット


【価格チェック&購入】

◎Amazon ⇒ 歌ってみたセット
【製品内容(個別購入可)】
Steinberg UR12 (オーディオインターフェス)
SHURE PGA58-XLR (ダイナミック・ボーカルマイク)
audio-technica ATH-M20x (プロフェッショナル・モニターヘッドホン)

DTMの第一歩をボーカルから入ってみるというのも1つの手です。カラオケデータなどを入手した上で、自分の歌をレコーディングして、ミックスするというものです。そのためのオーディオインターフェイスとして定番でコストパフォーマンスの高いSteinberg=ヤマハのUR12を選定。またプロ用ボーカルマイクの定番、SHUREのSM58の低価格版であるPGA58、および高性能モニターヘッドホン、オーディオテクニカのATH-M20xをセットにしていました。DAWとしてCubase AI 9もバンドルされているので、ここからスタートしてみるのはいかがですか?

■モバイルDTMセット

【価格チェック&購入】
◎Amazon ⇒ モバイルDTMセット
【製品内容(個別購入可)】
MOTU MicroBook IIc (オーディオインターフェイス)
KORG nanoKEY2 (MIDIキーボード)
SHURE SRH440-A (プロフェッショナル・スタジオ・ヘッドホン)
DTM環境を外に持ち出して使いたいという人のためのセットを作ってみました。軽量ながらもプロ仕様のオーディオインターフェイス、MOTUのMicroBook IIcはWindowsでもMacでも、さらにはiPhoneでも利用可能な機材です。一方、今一番軽くて手軽に使えるキーボードがKORGのnanoKEY2、この2つのハードなら、コンパクトだし、常に持ち歩いても気になりません。一方で、外で使うならモニターヘッドホンの遮音性は重要ということで、折りたためる密閉度のあるShureのSRH440を組み合わせてみました。ただしソフトはMac用の簡易DAW、AudioDesk4しか付属していないので、まずは無料のStudioOne Primeなどを入手してもいいかもしれません。

■トラックメーカーセット

【価格チェック&購入】
◎Amazon ⇒ トラックメーカーセット
【製品内容(個別購入可)】
Native Instruments Maschine Mk3 (グルーヴ制作システム)
YAMAHA HS5 (パワード・モニタースピーカー)
audio-technica ATH-M50x ブラック (プロフェッショナルモニターヘッドホン )

トラックメイキング、DJプレイにおいての王道機材であるNative InstrumentsのMaschine。その新バージョンであるMaschine Mk3はついにオーディオインターフェイス機能を内蔵したため、これとパソコンがあれば、即制作が可能となります。ハイテンションで制作をする上でも高音質なモニター環境は重要ということで、YAMAHAのHS5およびオーディオテクニカのATH-M50xをセットにしました。見た目にもカッコいいトラックメーカーセットでDTMの一歩を踏み出してみませんか?
※Amazonのシステムの都合上、このセットはHS5が1台しか入っていません。ステレオペアにするためにはHS5を単品(YAMAHA HS5)でもう1つ追加購入してください
【関連情報】
さあ、DTMをはじめよう(Amazon)

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