ヤマハ純正のVOCALOID2、「VY1」が登場

「初音ミク」、「鏡音リン・レン」、「がくっぽいど」、「歌愛ユキ」……とさまざまな製品が登場してきた歌う音源、VOCALOID2。エンジン部分はヤマハの開発ですが、これまで登場した製品はすべてサードパーティーがパッケージ化するとともに、キャラクターとしてイラストもつけて発売してきました。 そのVOCALOID2において、ついにヤマハ自らが「VY1」という製品を9月1日にリリースすることになり、本日8月13日より予約受付を開始しました。


ヤマハが自らリリースするVOCALOID2、VY1


VY1が、従来のVOCALOID2製品と異なる最大のポイントはキャラクタ付けがされていないこと。先日、開発コード「MIZKI」が発表された際には、「中の人は水樹奈々なの?」といった噂が出ていたものの、まったく関係ないようで、声の主も明らかにされていません。

ただ、YouTubeにて、「ポリリズム」と「星屑ユートピア」「サイハテ」の3曲のデモ曲がアップされており、その歌声を聴くことができます。比較的クセのない女性ボイスですね。


VY1サンプル曲「ポリリズム」


VY1サンプル曲「星屑ユートピア」


VY1サンプル曲「サイハテ」

発売されるのはソフトウェアのみの標準パッケージ(11,800円)とデラックスパッケージ(14,800円)の2つ。デラックスパッケージにはソフトウェア本体のほかに、「VY1、スペシャルコンピレーションCD(1曲に1枚のイメージイラスト入り特製ブックレット付き)」、「VY1デザインTシャツ(フリーサイズ)」、「VY1デザインフェイスタオル」、「VY1/VOCALOID2ロゴステッカー」がはいった上で、特製化粧箱に入って出荷されます。また、予約受付締め切りの8月25日までに予約をすると、予約特典としてのタンブラーがもらえるとのことです。


左がデラックスパッケージ、右が標準パッケージ

このVY1、9月1日以降もパソコンショップや楽器店、量販店などの店頭に並ぶわけではないようで、あくまでもネット通販のみ。そして、これはVOCALOID STOREにおいてのみ販売されるようです。

ちなみに、このVOCALOID STOREを運営しているのは、ビープラッツという会社。ここはY2 PROJECTが発表した「クラウド型VST」においてクラウドでの流通・課金などのサービスを担当するパートナー企業でもあります。 ただ、今週一杯ヤマハが夏期休暇中ということもあり、詳細がよく分かっていないのが実情。現在個人的に、メールでのコンタクトをとっていますが、週明けに話を聞くことができそうなので、新しいことが分かったら、またレポートしてみたいと思います。

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